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国会会期中に河野洋平を参考人招致せよ!【倉山満】

WiLL 2014/4/4(金) 12:34配信 (有料記事)

日本に彫られた「入れ墨」

 安倍晋三首相が掲げる「戦後レジームの脱却」とは何か。「日本は永遠に敗戦国のままでは嫌だ」という、戦勝国に対する異議申し立てである。
 世界はいまだに、第二次世界大戦のレジームのまま動いている。国連(連合国)の常任理事国は米中露英仏の戦勝国であり、同時に五大国は核保有国でもある。衰えたとはいえ、彼らの支配力はまだまだ圧倒的である。
 第二次世界大戦は総力戦であった。総力戦とは、大国同士が相手の総力を潰すまでやる戦争のことである。そして大日本帝国は敗れた。南北戦争の北軍がやって以来、アメリカは戦争に勝利すると、相手国の国家体制を変革し、徹底した復讐裁判を行い、歴史教育において相手に対して徹底した洗脳教育を施し、「私が悪うございました」との意識を植え付ける。
 アメリカ北軍は、「アメリカ連合国」という国の存在そのものを抹殺し、徹底した復讐裁判を行った。あまつさえ、南軍の名将・リー将軍の邸宅跡地に戦没者慰霊のためにアーリントン墓地を建てた。そして教育では、南部が伝統的に行ってきた奴隷制度の悪逆非道ぶりを徹底的に教育したのみならず、世界中に宣伝した。制度が存在していた時は擁護論も有力だった奴隷制だが、現在の世界で弁護役を買ってくれる国はどこにも存在しない。
 日本を占領したアメリカ人は、大日本帝国をまったく別の国に作り替えようと日本国憲法を押し付け、東京裁判により日本人に「私が悪うございました」と言わせ、歴史教育により子々孫々まで「大日本帝国は悪いことをしたので戦争に負けた」と思い込ませようとしている。要するに、戦勝国は日本に「私は犯罪者です」との入れ墨を彫りこんだのである。さらに「私は性犯罪者です」「私は強姦魔です」との入れ墨を彫りこんだのが慰安婦問題なのである。
 ただし、日本を愛する多くの人々にとって残念ながら否定できない事実だが、慰安婦問題で日本に入れ墨を彫りこんだ河野洋平氏は日本人なのである。しかも、衆議院議長と位人臣を極めている。
 本論で述べる慰安婦問題とは、戦後レジーム脱却の緒戦である。戦後レジームの正しい意味を承知した読者諸氏には、その脱却がどれほど困難かわかるだろう。
 周辺諸国、アメリカ・ロシア・中国・韓国・北朝鮮の誰が、日本が敗戦国から脱却することを望むだろうか。また、それら周辺諸国に媚びて権力を維持している勢力が、日本国内に如何に多いことか。情勢は厳しい。
 しかし、我々日本人はいつまでも敗戦国民で甘んじているつもりはない。その突破口が、今国会中の河野洋平元官房長官の国会招致なのである。本文:16,702文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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倉山満

最終更新:2014/4/4(金) 12:34

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