ここから本文です

韓国化する支那 今こそ「21世紀の脱亜論」を【西村幸祐】

WiLL 2014/4/25(金) 15:22配信 (有料記事)

テロでできた時代の裂け目

 時代の大きな変化の真っ只中にいる人間は、その変化をなかなか読み取れない。九・一一の米国同時多発テロに始まった今世紀の動きが、まさにその状況である。  
 当時から、北東アジアの情勢がちょうど百年以上前の状況に酷似するかのように、日本、韓国、北朝鮮、支那の立ち位置と関係が変化し、現在の状況に収斂していった。つまり、日清戦争、日露戦争と続くアジア激動の時代以前に還って行ったのである。日清戦争は明治二十七年(一八九四)、ちょうどいまから百二十年前の出来事だった。  
 北東アジア情勢が百二十年前の状況に還って行く大きな要因は、二十一世紀最初の年の九・一一から十年前のソ連崩壊による東西冷戦終結にあった。第二次世界大戦後の米ソ二大強国による世界支配の構造と均衡が冷戦終結で綻びを見せ、世界的規模で地政学的可変性が大きくなっていった。  
 それを象徴したのが二つのテロだった。二〇〇一年九月十一日の米国への同時多発テロと、翌二〇〇二年九月十七日の小泉訪朝で北朝鮮の独裁者、金正日が認めた〈拉致〉である。  
 それはまた、冷戦に勝利し、ソビエト社会主義共和国連邦を崩壊させた米国が、静かに力を衰退させていく過程の象徴であり、世界で唯一、冷戦構造が残っていた北東アジアで、不可視なまま半世紀近くも深く日本へ浸潤していた拉致という苛酷な侵略テロが、時代の裂け目から姿を現した瞬間だった。  
 韓国はすでに、九〇年代から〈河野談話〉という外交的武器を日本の政権与党であった自民党と国内の反日勢力の力を得てやすやすと手にし、金泳三政権では日本統治時代の象徴であった朝鮮総督府を粉々に破壊、尖塔部分のみを残して地中に埋葬するかのようにしていたのである。  
 朝鮮半島より十五年長い五十年の日本統治を受けた台湾が、日本統治時代の台湾総督府の建物を大切に保存し、現在も歴史的建造物でありながら、台湾の行政を司る台湾総統府として使用しているのとはあまりに対照的である。  
 のちに詳述するが、この決定的な韓国と台湾の差異が、日本の今後の進路に大きくかかわってくる。本文:21,429文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

  • 通常価格:
    308円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    206円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

西村幸祐

最終更新:2014/4/26(土) 16:03

WiLL

記事提供社からのご案内(外部サイト)

WiLL

ワック

2017年1月号
10月26日発売

特別定価800円(税込)

【総力特集】 さぁ、トランプだ 覚悟せよ!
トランプは天才奇術師ですな 渡部昇一
【特集】 自沈するセウォル号国家