ここから本文です

米、慰安婦像訴訟 勝利のカギ

WiLL 2014/5/14(水) 14:48配信 (有料記事)

KTAの反日教育

 今年二月、目良浩一氏が理事長を務める「歴史の真実を求める世界連合会」(GAHT)が、慰安婦像撤去を求める裁判をグレンデール市に対して起こしました(五月号既報)。日本人は、このGAHTの活動を全力で応援しなければいけません。
 私はアメリカに通算で三十年以上住んでいますが、アメリカで生まれ育った日系人は、この裁判にあまりかかわりたくないというような雰囲気を感じます。
 いま、アメリカで暮らしている日系三世、四世の親世代は第二次世界大戦を経験し、アメリカの教育を受けています。つまり、日本に対して敵国教育を受けている。「日本は野蛮で、人殺しをした悪党だ」というイメージが刷り込まれています。ゆえに、慰安婦像についても、強制連行はあったと彼らは思い込んでいる。そのイメージが彼らの子供や孫まで受け継がれていったのです。
 そういった素地の上に韓国の反日プロパガンダが加わり、いまや、アメリカに住む日系人から、慰安婦像に肯定的な意見さえ聞かれるようになってしまいました。
 問題が日本側にもあるのは事実です。海外から慰安婦問題で攻撃されるたびに、「河野談話で謝罪している」「慰安婦の補償については『女性のためのアジア平和国民基金』を創設し、対応した」「日韓基本条約で問題は決着している」などと、半分、慰安婦の強制連行を認めるような対応ばかりでした。
 これでは、世界が「日本は強制連行をした」と勘違いしてもおかしくありません。それに「日本はなんでもカネで解決しようとする」という悪いイメージも加わり、逆効果です。
 歴史教育にしても、これまで日本人学校の歴史教育に積極的に関与してきませんでした。これでは、在外の日本人が一つにまとまるはずがありません。
 その点、韓国には組織力があります。
 たとえば、北カリフォルニアにはコリアンティーチャーズ・アソシエイション(KTA)という教職員組合があります。この組合は在米韓国人教師の組織なのですが、この教師たちは、自分の働く学校に韓国人の子供がいれば放課後に特別クラスを設けて、「韓国は日本に侵略された」「慰安婦は強制連行されて性奴隷にされた」「竹島、対馬は韓国の領土」など、徹底した反日教育を行うのです。
 それに、日系人は日本語を話せる世代が少ないのに比べ、在米韓国人はまだ二世、三世で韓国語を話すことができる。子供に母国語の教育をすることができるのも、組織力が強まる要因でしょう。
 私がこういった国際問題に関心を持ったのは、台湾の人々との交流がきっかけです。日本で生まれ、十一歳の時、アメリカに渡った私は、学生時代から林房雄や会田雄次、三島由紀夫などを読んで育ちました。政治にも関心を持つようになって、十五年ほど前から言論活動を始め、現在はブログやツイッターなどでも情報を発信しています。
 まだインターネットがいまのように発達していない時代は新聞に投稿したりして、台湾で総統選があれば実際に台湾まで飛び、応援に駆けつけました。そこで出会った台湾人の方たちと交流していくなかで、日台問題だけでなく日中問題、日韓問題にも関心を持つようになっていったのです。本文:6,108文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

  • 通常価格:
    308円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    206円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

クリス三宅

最終更新:2014/5/14(水) 14:48

WiLL

記事提供社からのご案内(外部サイト)

WiLL

ワック

2017年1月号
10月26日発売

特別定価800円(税込)

【総力特集】 さぁ、トランプだ 覚悟せよ!
トランプは天才奇術師ですな 渡部昇一
【特集】 自沈するセウォル号国家

WiLLの前後の記事