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1カ月、朝日新聞だけを読んでみた

WiLL 2014/8/7(木) 16:26配信 (有料記事)

朝日新聞しか読んでいないと……

 六月から集団的自衛権行使容認の閣議決定までの一カ月間、朝日新聞だけを読んでみました。
 誰に強要されたわけでもないのに、なぜそんな“暴挙”(のちに・暴挙・だと思った理由を挙げます)に出たか。戦中、戦争を煽った朝日が「戦争になる」と言っている。一度、じっくりご意見を聞いてみようと思ったわけです。
 六月に入ってからは、多くの方が指摘されているとおり、一面から社説、天声人語、社会面まで使った「集団的自衛権反対! 大キャンペーン」紙と化しました。
 朝日しか読んでいないと、当然、その大キャンペーンに乗せられることになります。
 なかでも私自身が影響を受けてしまったのは、じつは声欄です。
 社説で喚いたり、天声人語で皮肉ったりするよりも、この声欄がいちばん「普通の人」に対しては効くと思います。かくいう私にも効きました。
 声欄には、本当にこんな人たちが投書を送ってくるのだろうか、と疑いたくなるくらい、戦争体験者、教師、大学教授、主婦、小学生等々、ありとあらゆる立場からの集団的自衛権「反対論」が繰り広げられました。六月からの一カ月で、集団的自衛権に繋がる「声」は六十近く掲載されましたが、そのほぼすべてが「反対」。中間的と言える意見は二つくらい。七月四日になって、アリバイ的に〈説得力欠ける護憲派の反対論〉を一つ載せていました。
 たとえば、非常に朝日的な「声」に次のようなものがありますので、ごく一部をご紹介。ほんの序の口です。
〈不測の事態回避へ信頼関係を〉(無職58)
〈憲法は国民を守る警告の碑文〉(校正業52)
〈自衛隊を「緊急災害平和隊」に〉(無職68)
〈思い出すイラクでの日本人犠牲〉(大学生28)
〈民意と違う首相の進め方に疑問〉(看護師44)
 たとえば〈不測の事態……〉は、こう書き出します。
〈東シナ海の日中中間線付近を監視飛行していた自衛隊機に、中国の戦闘機が異常接近した。極めて危険な行為だ。昨年は、中国の軍艦が海上自衛隊の護衛艦などに火器管制レーダーを照射したこともあった。度重なる危険行為は重大事故を誘発しかねない。政府は、事前に回避できるよう外交努力で信頼関係の構築に取り組むべきだ〉
「極めて危険な行為だ」と書きながらも「政府は(中略)外交努力で信頼関係の構築に取り組むべきだ」とのロジックは、朝日そのものではないですか。
 どんなに抗議しても、日本の領土を「核心的利益」と言い、領海侵入、さらに自衛隊機に体当たりしてくるほどになっているから現在、日本は困っているわけです。
 最後はこうです。
〈安倍晋三首相は、習近平主席とトップレベルで意思疎通を図るべきだ。その上で、中国軍の行為は戦争につながりかねない行為だと国際世論に訴えていくべきではないか。集団的自衛権を前面に出すばかりでは戦争回避は遠のくばかりだ〉
 対話のドアはオープンにしている、とずっと安倍総理は言っておられるわけですが……これも朝日の主張そのものです。本文:10,002文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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三宮幸子(フリーライター)

最終更新:2014/8/7(木) 16:26

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