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韓国各紙だけが「朝日新聞全面擁護」

WiLL 2014/9/1(月) 9:30配信 (有料記事)

朝日新聞に入れ込む韓国

「善意の第三者を騙す」、そして「反省するよりは報復を企図する」──朝日新聞の慰安婦検証記事に対する韓国紙の報道は、しばしば指摘される彼の国民性そのままの展開だった。
「報復」とは、“身内の朝日新聞”が日本の右翼勢力に苛められているからこちらは産経新聞を苛めてやれ、といった思惑だ。韓国の検察当局が産経新聞ソウル支局長に出頭命令を出したあと、韓国の新聞は当局に加担するばかりだ。
 彼らが「言論の自由」「報道の自由」という価値観を持っているとは、とても思えない。
 朝日が検証記事を掲載した翌日、韓国で発行部数一位の朝鮮日報(八月六日。以下、自社サイトへの入力日時を基準とする)は、「慰安婦:朝日新聞が安倍首相に反撃『強制連行の証拠多い』問題の直視訴え」という見出しで、日本を揺るがした動きを伝えた。中見出しは「安倍との10年戦争、朝日の反撃」。
 記事本文はこんな具合だ。
──朝日新聞は……特集記事を掲載し、慰安婦の強制動員を否定する安倍晋三首相と極右勢力を批判した。
──安倍首相と産経新聞など極右メディアは……「慰安婦=朝日新聞による捏造」という説を公然と主張している。
──朝日新聞は一九八〇年代から九〇年代にかけての報道で、「慰安婦」と「挺身隊」という用語を区別せずに用い、証拠が裏付けられない証言を報じたことについては反省した。しかし、朝日は一部の誤りによって慰安婦問題全てを否定することができないとした。
──朝日による今回の記事は「慰安婦の強制動員はなかった」という信念を持つ安倍首相に対する直撃弾だ。

「吉田清治」の名前は全く出てこない。吉田証言関連記事の取り消しには触れないまま、「強制動員はなかった」という見解を、相変わらず「誤った認識」扱いしているのだ。
 そういえば、朝鮮日報は一二年九月九日、「『慰安婦狩り』を告白した日本人」という見出しの編集幹部による署名コラムで、吉田清治の著作『朝鮮人慰安婦と日本人』を絶賛したことがあった。
 一二年九月といえば、日本では「吉田清治=嘘つき・詐欺師」の認識がもう不動の評価になっていた時期だが、韓国紙の東京特派員はそうした流れを伝えないままできた。
 だから、という事情もあろうが、韓国で発行部数一位を誇る新聞の編集幹部は「この一冊だけでも、当時の日本による慰安婦強制連行は十分立証されている」「日本政府の関係者はこの本をしっかり読んでもらいたい」と、噴飯ものの“情弱ぶり”を示したのだ。
 朝鮮日報としては“梯子を外された”と怒っても当たり前なのだが、現実は後述するとおり、ますます朝日新聞に入れ込んでいるのだから面白い。本文:9,700文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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室谷克実(評論家)

最終更新:2014/9/4(木) 16:43

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