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朝日新聞は潔さに欠け、往生際が悪すぎる

WiLL 2014/9/11(木) 16:59配信 (有料記事)

誇り高き朝日人にとって恥辱の日々

 その前夜、ある言論人から「朝日新聞が明日の朝刊で、ついに慰安婦問題の検証記事を載せるらしい」との情報が寄せられた。朝日による誤報や誤用が、どんなに日本と韓国の関係をこじらせてきたことか。
 朝日が真摯に事実と向き合って訂正・謝罪をすれば、日韓関係はもちろんのこと、米欧からの対日感情が好転するきっかけになるのではないかと考えた。
 ただ、新聞記者として「報道内容が事実と異なった」と既報内容を取り消すことは苦渋以外のなにものでもなく、その勇気を待ちかねていた。
 自社の慰安婦報道を検証すると決定して以来、誇り高き朝日人にとっては恥辱の日々であったに違いない。社内に検証チームをつくり、過去の報道ぶりを子細に点検し、正邪を仕分けする作業は憂鬱な仕事である。やむを得ざる場合には、新聞社を支えてきた先輩記者を追及しなければならない。
 誤りを認めて報道内容を取り消し、そのうえで読者にどうお詫びするのか。あるいは、しないという選択肢はあるのだろうか。
 検証チームのキャップと記者たちは、その重圧と戦ってきたのではないか。「存亡の道、察せざるべからざるなり」で、よくよく熟慮が求められる。
 日本を代表すると信じた新聞社の浮沈と、国際問題に発展させてしまったことへの責任と、なにより事実の追求を旨とするジャーナリストとしての誇りとの葛藤になる。なぜなら、最終的に社の幹部の指示と手直しの筆が入るだろうからである。本文:14,030文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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湯浅博(産経新聞特別記者)

最終更新:2014/9/11(木) 16:59

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