ここから本文です

「ヘイトスピーチ」法規制に異議あり!【野村旗守】

WiLL 2014/10/16(木) 21:32配信 (有料記事)

「在日特権」とは?

 本論に入る前に少しばかり、「ヘイトスピーチ」と「在特会」(在日特権を許さない市民の会)に対する筆者の立ち位置を説明させていただきたい。
 それというのも、ネット上に「在日特権という用語をつくったのは野村である」とか、「在特会の生みの親である」というような文言が散乱していて、そのような人物がなぜヘイトスピーチや在特会の批判をするのかと訝(いぶか)しむ方がなかにはいるのではないか、と虞(おそれ)を抱くからである。あるいは、私のことを「差別主義者の理論的支柱」などと揶揄的に呼ぶ輩も周囲にいたりして、結構な迷惑を被ってもいるからだ。
 実際問題として「在日特権」なる言葉を造語した覚えはまったくないが、記憶を辿れば「在日」という言葉と「特権」という言葉を同じ文脈のなかで使用したことが一度あった。某誌が“日本のタブー総まくり”的な特集を組んだ時(二〇〇五年)で、“在日商工人の脱税手法”というような記事を書かせてもらったことがある。
 そのなかで、朝鮮総連系の朝鮮商工会と国税庁との間で取り交わされた「五項目の合意」に触れた。七〇年代に結ばれたこの合意(密約)によって、在日商工人の納税は一般の商工人と較べて大幅に有利となった。これはたしかに在日団体が秘密裏のうちに獲得した特権で、これに抵触するのは日本のメディアにとって長らくタブーとなっていた。
 現代コリア研究所の所長で、昨年、亡くなった佐藤勝巳氏がかつてこう言ったことがあった。
「何事にもタブーをつくってはいけないというのが、自分の立場だ。タブーは差別をつくる」
 だからタブーはいけない──と佐藤氏に言われ、自分にも思い当たる経験があったものだから、尚更深く感得した記憶がある。この佐藤氏の言葉がいつまでも頭に残っていたため、タブー特集で朝鮮商工会の五項目合意や、民族系金融機関に多数存在した架空口座のことを書いた時に引用して、「それにならって言えば『差別は特権をつくる』」と私は書いた。本文:18,324文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

  • 通常価格:
    308円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    206円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

野村旗守(ジャーナリスト)

最終更新:2014/10/16(木) 21:32

WiLL

記事提供社からのご案内(外部サイト)

WiLL

ワック

2017年1月号
10月26日発売

特別定価800円(税込)

【総力特集】 さぁ、トランプだ 覚悟せよ!
トランプは天才奇術師ですな 渡部昇一
【特集】 自沈するセウォル号国家

なぜ今? 首相主導の働き方改革