ここから本文です

「日韓慰安婦合意」私が亡国の大罪と言う七つの理由

WiLL 1/28(木) 17:15配信 (有料記事)

政府は越えてはいけない一線を越えてしまった

 日韓両政府は昨年の十二月二十八日、韓国ソウルにおいて外相会談を行い、従軍慰安婦問題について合意したと発表した。
 その合意内容は、私たちの祖先の名誉を深く傷つける嘘の歴史をまるで史実であるかのように扱ったもので、国家が絶対に認めてはいけない一線を越えた亡国の大罪である。以下、合意内容の問題点を七点にわたって論じる。
 なお、実に多くの人が、では安倍政権を支持するのかどうかなどの話をしているが、それは無関係ではないとしても別のテーマである。別のテーマを論じて、合意それ自体の問題についてはスルーした議論が溢れている。あえて一文を草する次第である。
 合意内容の最大の問題は、虚偽の歴史をもとに祖先の名誉を踏みにじったことである。岸田外相の発表の出だしを読んでみよう。
《慰安婦問題は軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、日本政府は責任を痛感している》
 ここで第一に問題にすべきは、「軍の関与の下に」という言葉である。わざわざこのいわくつきの表現を冒頭に持ってきたところに、この原稿を書いた人物の日本に対する底知れぬ悪意を感じる。なぜなら、「軍の関与」という表現こそ、朝日新聞が慰安婦問題を捏造するために操った言葉のトリックそのものだったからである。
 一九九二年一月十一日付の朝日新聞は、一面トップに大きなスペースを取って、慰安婦問題に火を点けるキャンペーン記事を掲載した。その見出しは「慰安所 軍関与示す資料」「防衛庁図書室に旧日本軍の通達・日誌」「〈民間任せ〉政府見解揺らぐ」などというもので、この見出しの言葉を追っていくと、軍の慰安所は民間任せだったと答弁していた政府の見解を揺るがす資料の大発見があり、それが「軍関与示す資料」だった、という筋書きになっている。
 あたかも、政府がこの事実をひた隠しにしていたかのように読者は印象操作される。朝日新聞を読んでいる人は、すでに吉田清治の慰安婦奴隷狩りの記事に接しているので、つまりは慰安婦の「強制連行」に軍が「関与」していたというイメージが読者の頭のなかで合成されるという仕掛けになっているのである。
「軍の関与」は、一九九三年の河野談話に引き継がれた。悪辣な朝日新聞の謀略用語を政府が取り入れたのである。河野談話ではこうなっている。本文:9,966文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

  • 通常価格:
    308円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    206円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

藤岡信勝(拓殖大学客員教授)

最終更新:1/28(木) 17:48

WiLL

記事提供社からのご案内(外部サイト)

WiLL

ワック

2017年1月号
10月26日発売

特別定価800円(税込)

【総力特集】 さぁ、トランプだ 覚悟せよ!
トランプは天才奇術師ですな 渡部昇一
【特集】 自沈するセウォル号国家

Yahoo!ニュースからのお知らせ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。