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ダービーで先制点演出のミラン本田 7万7000人の喝采に「今日引退してもいい」

Soccer Magazine ZONE web 2月1日(月)9時17分配信

“限界突破”を目指したサイドでの戦い

 ACミランの日本代表MF本田圭佑が、1月31日に行われたインテルとの伝統のミラノダービーで、前半35分に先制点をアシストする活躍で3-0の勝利に貢献した。サイドの適性の乏しさを自認していた本田だが、現在の取り組みを「限界突破」に向けた挑戦と説明。7万7000人の観衆からスタンディングオベーションを受けたことで、「許されるなら今日引退したい」と感無量の様子だった。

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 右攻撃的MFで先発した本田は、攻守に奮闘した。前半35分、コーナーキックを短くつないだチャンスで、右サイドから左足でクロス。GKが飛び出せない絶妙な位置にクロス を上げると、先制ゴールをアシストした。

「内容は細かいことを言えばいろいろある。今日は内容よりも結果が大事な試合なんで、勝ててよかった」

 試合後、本田はミックスゾーンで声を弾ませていた。地元紙のインタビューで、自らのスピードが右MFとして不向きだと告白。波紋が広がったが、この日も右サイドで先発。シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼に応える89分間となった。サイド発言について質問された本田はこう語った。

「もともと大量得点するタイプではないところで、大量得点を目指している。限界突破をずっと目指してきた人間。これはいつも言っているけれど、たとえば選手、現役はいずれ終わる。なぜ限界突破を目指すかというと、その後の人生も目指す。あえて苦難に 立ち向かうのは自分だと思っている。得点、ポジションの話をしている。それを分かった上で、今までワールドカップで得点を目指す。10点を取ったこともない選手が、20点、30点取りたいと発言している。結果、有言実行はできていない。この年齢になるといつ辞めると考える。許されるなら、今日の試合で辞めたいですね。ファンの印象も変わるでしょう」

ダービー完勝に口も滑らか

 サイドアタッカーとしての資質が欠けていたとしても、右サイドでプレーすることは高い目標を掲げて、挑戦することで自分の殻を破ろうとしてきた本田の流儀だという。ビッグマウスで「限界突破」を目指してきた男は今年で30歳を迎える。このダービーで引退したいという発言も 飛び出した。

 その理由は交代時のミランサポーターのスタンディングオーベーション。これまで交代時に罵声を浴びてきた背番号10はダービーでの奮闘で久々の賞賛を受けることになった。「今日引退が許されるなら、僕への印象が変わるんじゃないですか。一喜一憂するから」。ダービー戦完勝の高揚感に本田はしばし酔いしれていた。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:2月1日(月)15時36分

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