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背番号「10」の投じた一石 本田がミラン若手の怠慢ぶりを一喝「お前ら、アホか」

Soccer Magazine ZONE web 2月1日(月)15時31分配信

チームのために貫く自己犠牲

 ACミランの日本代表MF本田圭佑が、1月31日に行われたインテルとの伝統のミラノダービーで前半35分に先制点をアシストする活躍で3-0の大勝に貢献した。その試合後、ミランの10番は、若手選手に対する意識改革を呼びかけていることを明らかにした。

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 ダービーで右攻撃的MFで先発した本田は、攻守に奮闘。前半35分には、コーナーキックを短くつなぎ、右サイドから左足でクロス。GKが飛び出せない絶妙な位置にクロスを上げると、先制ゴールを演出した。後半44分に途中交代となった本田は攻守に奮闘した自身のパフォーマンスには満足していた。

「今自分の役割はこれをやることがチームに生きると思っている。今までどちらかというと、僕に得点を期待する。そういうところで書いてましたけど、今後は試合に勝てば僕が勝たせたと書けば。不発と書かないで、ミランでの得点を求めないでください」

 チームを勝たせたという自負を覗かせた本田は試合後、2年連続で欧州のカップ戦の舞台から遠ざかっている名門復活への取り組みを明らかにした。

「若手はマッサージを受けて終わり、僕は走っている」

 攻守に運動量を増やしたプレーでチームの勝利に貢献した本田は試合後、「黒子役」「自己犠牲」というフィールド上で見せる部分での同僚へのメッセージ性について質問を受けた。

「練習から言っている。若手の選手には全員言っています。こいつら勝った日の翌日はだいたい、中(室内)でマッサージ受けて終わる。でも、僕は走ってます。『お前ら何歳なんだ。お前らワールドカップ、チャンピオンズリーグ出たのか。ダービーに勝ったぐらいで、翌日練習にやらないんだ』という話をする」

 ミランの若手に強烈な向上心を求めている。試合翌日もランニングで調整する本田に対し、ミランの若手はマッサージによる疲労回復止まり。普段の取り組みに不満を感じているようだ。

「イタリア(の若者)の標準的な感じで『疲れた』とか言っている。アホかと。僕の言っていることを本気で受け止めるか。あいつら次第。少なくとも今のミランの選手は世界トップではない。どれだけの謙虚さを持って、向上心を持って、若 い選手はスーパーなミランを取り戻す、更にビッグクラブで移籍して強いチームに向かう。そういうことを目指せる野心的な選手を、ミランが作っていかないと」

 幼少時代にガンバ大阪のユースチームに昇格できず、星稜高校に進学後、キャリアを積み上げてきた雑草魂の持ち主は、セリエAでくすぶる名門復活に向けた強烈なメッセージを打ち出している。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:2月2日(火)11時46分

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