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闘莉王が名古屋退団の真相を独占激白! 「新体制で自分は必要とされていなかった」

Soccer Magazine ZONE web 2月13日(土)11時22分配信

現役続行を明言「引退報道は真実ではない」 ブラジルからオファー

 田中マルクス闘莉王は昨季限りで、6年間過ごした名古屋グランパスを退団することになった。現役引退やブラジルでの事業に本腰を入れるなど、去就に関して様々な報道があった闘将が単独インタビューに応じ、名古屋を去った理由、そして、現役続行への思いを激白した。

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 闘莉王はオフを過ごしたブラジルから一時帰国した。名古屋から1年間の契約延長のオファーを受けていたが、1月8日に自ら退団を申し入れた。そして、翌9日にクラブから正式発表された。

「オフの間はものすごく悩んだ。グランパスでもう1年頑張ろうと、自分の中ではその気持ちが一番強かった。それは事実。退団に際して(クラブの公式リリースで)出したコメントを改めて読み返すと、自分がブラジルでの自分の事業に専念する、サッカーをやめるというニュアンスを醸し出していたかもしれない。でも、それは真実ではない」

 真夏のブラジルでオフを過ごした闘莉王は、表情に精悍さが増していた。身体も引き締まり、そのままキャンプインできそうな軽やかな所作を見せている。Jクラブのみならず、祖国ブラジルのクラブからもオファーが届いており、現役続行はすでに決心したようだ。

 2010年に浦和レッズから移籍加入した名古屋への愛情も深まるなか、離別という決断を下した闘将はその理由を明かし始めた。

「金額は大きな問題ではなかったが…」

「グランパスからオファーを頂きました。金額は自分の中で大きな問題ではありませんでしたが、新体制、フロントを含めて自分に対する気持ちや必要性というものが感じられなかった。彼らと直接話す機会があったのですが、それが残念でしたね。

 もう話の中では、自分はチームの一員として計算されていない。それが感じられなかった自分が、グランパスが勝つためにやっていたことが間違っていた。そういうニュアンスも感じてしまった。それは悲しかった。自分が6年間やってきたことが、評価されていない。新体制でそんな評価を受けるなんて思ってもいなかった。今までで一番厳しい決断だった」

 昨季、強化担当者などフロントと会談を持つ機会はあったが、闘将は粉骨砕身した6年間の日々に対する評価、そして新体制における自身の必要性を、その会談から感じ取ることができなかったという。それが名古屋退団を決断した理由だった。

 万年中位と揶揄された名古屋が、リーグ屈指の強豪となったのは闘莉王の移籍がきっかけだった。在籍1年目の2010年シーズンには攻守に渡る奮闘に加え、勝者のメンタリティをチームに注入し、名古屋は史上初となるリーグ優勝を最終節を待たずに達成。翌年は柏レイソルに勝ち点1差及ばずに優勝を逃したが、名古屋のイメージは一新された。

「1年目に優勝できた。2年目もあと少しのところだった。でも、その後はチームとして削るものが多く、新戦力が少なかった。3年目以降から戦力がダウンしていった。4、5、6年は大卒、高卒の新人が、当たり前のように試合に出る。そういう状況では優勝争いは難しい。むしろ、J1残留を争うゾーンに位置したこともある。そこでみんな踏ん張った」

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最終更新:2月13日(土)14時27分

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