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本田が示した“我慢の武士道”がイタリアで話題に 「反逆者から政治的な侍となった」

Soccer Magazine ZONE web 2月19日(金)11時0分配信

クラブを批判した選手が生き残ったレアケース

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は、公式戦11試合で連続先発出場を果たし、14日の本拠地ジェノア戦で1得点1アシストの活躍を見せた。地元メディアからは、昨年10月に厳しいクラブ批判を展開しながらもミランで生き残った、レアなケースとして「政治的なサムライ」と、紹介された。イタリア地元紙トゥット・スポルトが「本田、反逆者から政治的なサムライに」と特集している。

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 本田は右攻撃的MFで2015年12月のフロジノーネ戦を境に定位置を確保した。だが、昨年10月には物議を醸す“あの発言”があった。特集ではナポリ戦で0-4と敗戦後、今季開幕前に100億円以上の補強を展開しても強さを見せないチームに対し、「PSGや(マンチェスター・)シティーのようにたくさんの投資をするか、クラブ構造を見直さないと、このクラブは再建できない」と批判したことを紹介。記事ではこう記している。

「この日本人は最初の数カ月間、最も批判されてきたが、再生の象徴となった」「ミランを批判し、未来に疑問を提示した選手が、耐えてミランに残っていられたことは珍しいことだ」

復権を可能にした忍耐力

 2017年6月に契約満了となるが、苦境を自らの力で切り開いた。ポジションを争うライバルのイタリア代表MFアレッシオ・チェルチや、元U-21スペイン代表MFスソは1月にジェノアにレンタルで出された。一方で、反逆者だった本田は、いまやミランで不可欠な存在になった。

「ファンタジア(創造性)というよりも、誇りと我慢の武士道を持っている」

 ピッチ上で歴代の背番号「10」が示してきた創造性ではなく、本拠地サン・シーロのブーイングや罵声にも負けなかった、忍耐力への賛辞を惜しまなかった。復権した日本の侍は今、イタリアでも大きな話題を呼んでいる。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:2月19日(金)12時20分

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