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冬の「原作有り」アニメは『僕まち』『このすば』『灰と幻想』が勝ち組!?  冬アニメの原作売り上げランキングを調べてみた

おたぽる 2月22日(月)14時0分配信

 今年の冬アニメも放送を開始して、早くも1カ月半。予想以上の人気を獲得した作品もあれば、パッとしない作品もあるが、どんなに話題となり人気を獲得しても、多くのアニメ作品は深夜だったりU局やBS局で放送されるため、人気の有無について、他のTV番組では一応の目安となる“視聴率”というモノサシがあまり有効ではない。

 そのため、録画率やAmazonなどのBlu-ray、DVDの予約状況だったり、ネット上の意見を参考に「今期の人気アニメはなにか?」をアニメ誌の編集やライター、アニメファンたちは測っていくわけだが、アニメの人気を推測する場合に、もう一つ有効と思われるモノサシがある。原作となる小説やコミックの売り上げだ。

 面白いと思ったアニメの元があるのなら、気になるのは当然――ということで、原作が存在するアニメだけになってしまうが、オリコンのコミック、ライトノベル売り上げランキングから、現在人気を博していると思われるアニメ作品をざっくり探ってみた。

 さてまずは、オリコンの「月間コミック作品別売り上げランキング」(1月度)を見てみる。現在新作アニメが放送中の作品に限ると、4位に『僕だけがいない街』(作:三部けい/KADOKAWA)、17位『だがしかし』(作:コトヤマ/小学館)、20位『赤髪の白雪姫』(作:あきづき空太/白泉社)。単行本最新巻の発売タイミングなどもあるが、12月度の同ランキングに3作品は入っていないので、アニメ化の影響だろう。

 昨年7月下旬に実写映画化が決まった際のニュースなどでは“累計発行部数139万部”(当時6巻まで発行済み)となっていた。それが今月には“累計発行部数239万部を突破”(現在は7巻まで)。『僕街』はもともと、「このマンガがすごい!」で2年連続でランクインするような人気作だが、この急激な伸びはやはりアニメの評判の良さがつながったのではないか。おたぽるも放送前に監督インタビューを掲載できて(記事参照)、実に良かったなぁと思う次第である。なお、首位はもちろん『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎/集英社)。……強すぎる。

 さて、ライトノベル原作アニメはどうか。同じくオリコンの「月間ライトノベル作品別売り上げランキング」(1月度)を見ると、なんと2位に『この素晴らしい世界に祝福を!』(作:暁なつめ/KADOKAWA)がランクイン! そして8位『灰と幻想のグリムガル』(作:十文字青/オーバーラップ)、18位『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝シリーズ』、20位『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(ともに作:柳内たくみ/アルファポリス)、19位に『プリンス・オブ・ストライド』(作:曽我部修司、テキスト:永川成基、麻日珱/KADOKAWA)となっている。

 こちらの12月度の同ランキングでは、昨年7~9月、今年1~3月と2クールに分けてTVアニメが放送中『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝シリーズ』が9位に入っているが、他作品は12月度ではランキングには入っておらず、こちらもやはりアニメ効果があったのでないだろうか。なお、首位は劇場版を控えた『<物語>シリーズ』。

『このすば』は、こちらから調べるまでもなく、スニーカー文庫公式Twitter(@kadokawasneaker)が教えてくれるのだが、アニメ効果で放送中4度目となる重版達成! 昨年12月の段階では約100万部だった累計発行部数も150万部を突破したとか。また『灰と幻想のグリムガル』のほうも、オーバーラップ文庫&ノベルス公式Twitter(@OVL_BUNKO)にてアニメ放送中3度目の重版が決定したことを発表。

 原作への人気がそのままアニメの人気や評価につながるとは限らないが、全く影響がないということはないだろう。これらの作品に続く人気作がさらに登場してくるのか、そして春新作はどうなっていくのか。注目してみたい。

最終更新:2月22日(月)14時0分

おたぽる

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