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難民に対してあまりに無防備すぎる日本【デービッド・アトキンソン】

WiLL 2/26(金) 11:16配信 (有料記事)

申請すると、すぐに仮の保険者番号が……

 日本は海外から、「もっと移民、難民を受け入れろ」と責められています。同時に、国内でも労働者不足問題を解決するために、その必要性を訴える経済界の方もいます。
 小西美術工藝社の社長に就任した頃、日本はあまりに無防備なのではないかと感じる出来事が多々ありました。「日本の制度、あるいは企業は、性善説を元にして成り立っているのではないか」とすら感じます。ビジネスでも業者を信頼して、すべてお任せをするという人も多いのではないでしょうか。
 かつてのイギリスもそうでしたが、戦後、特に帝国時代の終焉に伴って移民と難民を大量に受け入れ、これまでの制度を改革することになりました。
 しかし、日本は似た価値観を持つ国民が大多数で、既存の制度は性善説を前提にしています。もし移民を受け入れるならば、いまの制度を根本から直す必要があると思います。
 たとえば以前、こんな経験をしたことがあります。
 ある時、私は肝炎のような症状を起こして、六本木にある外国人専門の病院で診察してもらうと「これは大学病院で診てもらったほうがいい」と、紹介状を書いてくれた。
「先生、私は日本の健康保険に入っていないのですが……」
「会社の加入している保険があるでしょう。申請すれば、すぐに仮の保険者番号を発行してくれますよ」
 六本木から病院へ向かうタクシーのなかで、医者に言われたとおり、秘書に連絡をして申請をしてもらいました。驚くべきことに、病院に到着するときには仮の保険者番号が発行され、病院で使うことができたのです。本文:7,729文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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デービッド・アトキンソン(小西美術工藝社社長)

最終更新:2/26(金) 20:22

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