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モノクロで日用品を描く林青那のイラストレーション。

Casa BRUTUS.com 6/9(木) 14:00配信

この春に初の作品集『monobook』をリリースした今、注目のイラストレーター、林青那をご紹介します。

最近、気になるモノクロのイラストレーションの世界に、また新たな才能が加わった。その名は林青那。彼女は「HBファイルコンペティション」で2014年に大賞を受賞してから、にわかに注目される存在となった。

彼女の描く絵は主に静物。それも身の回りにある日用品ばかり。それをモノクロを基調に、一見版画のようにも見える飾り気のない描線で描くのが彼女の絵の特徴だ。

彼女が特にこだわっているモチーフが本なのだが、タイトルの描き文字など、どこか佐野繁次郎や猪熊弦一郎のような昭和のモダニズムの画家を彷彿とさせる。そのせいだろうか、平成生まれのはずなのに、彼女の作品には、不思議と昭和の空気感が漂っている。それが、実に新鮮で魅力的なのだ。

『monobook』

全国を巡回中の林青那の個展『紙と図』に合わせて、ELVIS PRESSより刊行(1,200円)。個展は5月21日~6月6日、名古屋〈ON READING〉にて開催。作品集とサコッシュは同店のウェブなどで発売中。

photo_Keiko Nakajima text_Mikado Koyanagi

最終更新:6/9(木) 14:00

Casa BRUTUS.com

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