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ビヨンセ、CFDAファッション・アワードで感動的スピーチを披露

ローリングストーン日本版 6/10(金) 13:00配信

「ファッションは自分のアイデンティティを見つけるためのツールなのです」

CFDAファッション・アワードでファッション・アイコン賞を受賞したビヨンセが、彼女と彼女の祖母と母親がそれぞれの夢を前進させる中で、ファッション業界がどのような意味を持ったのか、感動的なスピーチを行った。



2016年4月25日にアルバム『レモネード』をリリースした(日本盤は7月26日発売予定) ビヨンセは、祖母のアグネス・デレオンが母のティナが通っていたキリスト教の学校の学費を支払うために、神父と修道女の洋服や制服を縫う裁縫師として働いていたというエピソードを披露した。アグネスから裁縫を教わったティナは、そのスキルを使って自らのキャリアを踏み出し、デスティニーズ・チャイルドの衣装を手作りしたという。当時「4人のぽっちゃりした黒人の田舎娘たち」に、ブランドの衣装を着てほしいと願うファッションデザイナーはいなかったのだ。

私の母と叔父が・・・私たちの最初の衣装を全て作ってくれました

「母は、ニューヨーク中のショールームで断られました。でも祖母のように、母はその才能と創造性を使って、自分の子供たちに夢を与えたのです。私の母と叔父が・・・私たちの最初の衣装を全て作ってくれました。何百ものクリスタルガラスとパールを一つ一つ縫い付けて、情熱と愛をどんなに細かいディテールにも込めてくれました。衣装を着た時、私はカリーシ(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の王妃) になった気分でした」

ビヨンセはまた、母親がウェディングドレス、高校卒業記念パーティのドレス、初めてのCFDAアワードとグラミー賞のドレスもデザインしたことを話した。「私にとって、このことはファッションの真の力、そして可能性なのです。ファッションは自分のアイデンティティを見つけるためのツールなのです。ファッションはスタイルを超えて、人生の中で最も大切な出来事を収めるタイムカプセルなのです」

さらにビヨンセは、デザイナーにメッセージを送った。「あなたたちには認識を変える力、人にインスピレーションや自信を与える力があります。そして私たちが自らの複雑さを受け入れ・・・私たちが内に秘める欠点、美しさ、そして強さに気付く方法を教える力をも持っているのです」

そんなビヨンセは、最新アルバム『レモネード』を引っ提げた「フォーメーション」ツアーの真っただ中だ。6月末まで北米をまわり、その後ヨーロッパでの日程をこなした後、秋に米国内で公演を行う予定になっている。

Translation by Miori Aien

JON BLISTEIN

最終更新:6/10(金) 13:00

ローリングストーン日本版

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