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【6月11日埼玉西武対中日戦、BBC独自採点】8回表の西武、疑問の残る小石続投。中日・大野は145球の熱投

ベースボールチャンネル 6/11(土) 19:43配信

試合を決めた平田がマンオブザマッチ

 試合は序盤、西武が主導権を握る展開で始まる。

 今季初先発となった2年目の佐野が3回をノーヒットに抑えてリズムを作る。すると、3回裏無死から四球で出塁した金子侑を一塁において、1番の秋山が右翼前安打を放ち1、3塁と好機を作る。一死後、3番浅村の中堅へ犠牲フライで1点を先制した。

 しかし続く4回表、佐野は1死1塁からビシエドに初安打を浴びて、1、3塁のピンチを招くと、続くナニータに中犠飛を打ち上げられて同点とされた。佐野は続く5回表にも、先頭の堂上に左中間を破る二塁打から、一死3塁となって桂に犠牲フライを浴びて勝ち越された。5回裏、西武は中日の先発大野の制球の乱れから、押し出しで同点としたものの、勝ち越すことができずに中盤を折り返した。

 西武へ傾きかけていた流れは中日へ。先発の大野が6回を無失点に抑えると中日打線が反撃に出る。

 8回表、中日は6回から登板し、3イニング目となった西武の2番手小石に対し、先頭の大島が左翼前安打で口火を切る。犠打で二進すると、3番・平田が左中間スタンドに飛び込む大きな1発を放り込んだ。

 大野は同じく先頭の秋山から始まる8回裏の西武の攻撃を三者凡退で抑えるなど終盤3イニングを1人の走者も出さない完璧な投球。

 終わってみれば、9回145球の熱投で完投勝利を挙げた。怪我からの復帰2戦目にしての完投勝利は、前日延長12回まで戦ったチームを大いに助けるピッチングだった。

 大野はヒーローインタビューで「怪我で離脱していたので、早くチームの勝利に貢献したい想いだったので、今日は最後まで投げて勝利に貢献できてよかった」と久しぶりの勝利をかみしめていた。

 一方、敗れた西武は、序盤の大野を打ちあぐねた結果が後半に響いた。

 終盤の8回表、先頭から始まる相手打線に対し、2イニングを投げていた小石を続投させたことが裏目に。3、4番が平田、ビシエドという右の強打者が控えていることを考えれば、小石には荷が重かったと言えるだろう。

 試合後、田邊監督はこの継投について言及。

「(投手が)いないから小石に続投させた。連戦連投が続いていて無理をさせられなかった」

 確かに、前日の延長12回の死闘の影響は否定できないが、ベンチには前日、先発した多和田や8日に先発した高橋光をベンチ入りさせる一方、この日はファームから野手の入れ替えを行っていた。チームとしてのマネジメントに疑問が残った。

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最終更新:6/11(土) 21:15

ベースボールチャンネル