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凋落の仏エースが自宅で寂しくEURO観戦… ベンゼマが複雑な心境で祈る母国の躍進

Football ZONE web 6/11(土) 19:14配信

自身のインスタグラムでルーマニア戦を観戦する様子を投稿

 4年に1度のヨーロッパサッカーの祭典である欧州選手権(EURO)が10日に開幕し、開催国フランスがルーマニアに2-1で勝利した。この劇的な勝利を複雑な心境で見つめていたのは、自身の醜聞で代表を追放されたFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)だ。自宅のテレビで試合を見守ったことを、自身のインスタグラムで発信している。

フランスvsルーマニアの試合結果、EURO大会データ

 2000年大会以来通算3度目の優勝を目指すフランスは、開幕戦独特の重苦しい試合展開のなか、後半13分にFWオリビエ・ジルーのヘッドで先制点をゲットした。しかし7分後にPKを献上して同点に追いつかれると、攻撃が停滞しドローが濃厚と思われた。しかし同44分にキックの名手FWディミトリ・パイェの左足弾丸ミドルが突き刺さって勝ち越し。会場のスタッド・ドゥ・フランスには怒号のような大歓声が鳴り響き、トリコロールカラーの国旗が数多く振られた。

 この劇的な開幕戦勝利にフランス全土が沸いたが、寂しく見守ったのはエース候補だったはずのベンゼマだった。試合前に自身のインスタグラムに「幸運と強さを!」との言葉とともに写真を投稿したが、その写真は自宅の大型テレビを前に、お茶の間でキックオフの笛を待ちわびるベンゼマの哀愁漂う背中だった。

メンバー落選後に監督批判も行ったが…

 ベンゼマはフランス代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)への恐喝事件に関与したとして昨年11月に逮捕、起訴されて国を揺るがすスキャンダルとなった。“ベンゼマ被告”となった影響は大きく、フランスサッカー連盟がEUROのメンバーに招集しないことを決めて、落選となった。

 失意を味わい反省したかと思いきや、「自分が呼ばれないのは人種差別主義者からの圧力に屈したからだ」とディディエ・デシャン監督を批判するなど、反省の色はなかった。今季のレアルでウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの「BBCトリオ」で得点を量産し、UEFAチャンピオンズリーグ制覇の原動力となりながら、自らの醜聞で招いたEUROの自宅観戦。母国の熱狂ぶりを噛み締めながら、今度こそ改心するのだろうか。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:6/11(土) 19:14

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