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デラドゥーリアン来日インタヴュー:料理やイラストが好きなインドア派なの

ローリングストーン日本版 6/11(土) 13:00配信

ビョークとのコラボなどでも知られる個性派バンド、ダーティー・プロジェクターズのベーシスト兼ヴォーカルを務めたエンジェル・デラドゥーリアン。バンドを脱退後、デラドゥーリアン名義でソロ活動する彼女が1年ぶりに来日。メディアではあまり見られないその素顔に迫った。

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―音楽にミクスチャー要素を感じるけど、影響を受けた音楽は?
R&Bとマイケル・ジャクソンが大好き!あとは、ソウル、ジャズ...特に、ジョン・コルトレーン、ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダーなんかにものすごくハマった!ビートルズは、それ誰?ってぐらい聴かなかったし、5歳から習ってたヴァイオリンとか、クラシックの影響も皆無(笑)。

ライヴは、パーカッションを担当するパートナー、実姉のアーリンと2人だけで行う。

―じゃあ、今ハマっているのは何かな。

うーん、日本の伝統音楽!尺八とか、三味線とか?ほかにもペルシア音楽、インド音楽、アルメニア音楽って感じに、とにかく民族音楽がマイブーム。ハマった音楽は自分の中で旬が過ぎるまで、バカみたいにリピートして聴く酔狂なクセがある(笑)。

―音楽はどうやって作るの?

精神状態によって変わるんだけど、今はぜんぶ寄せ集めてコラージュしよう!って気分。ベースをほんのちょっと、ドラムをほんとちょっと。本当にちょっとずつ音源を作って、重ねて、ひとつの曲をイメージしていくの。

―その作り方はダーティー・プロジェクターズの頃とは違う?

もちろん!昔よりたくさんの経験を積んでる。その分だけ作り方も成長もしたわ

ダーティー・プロジェクターズに加わった経緯は?

―話がガラッと変わるけど、何かコレクションしてるものはある?

集めるより捨てるほうが好き。いつも減らすことばかり考えてるの(笑)。あ、でもオリエンタルな絨毯ならたくさん持ってるかも!

―じゃ、音楽以外の趣味は?

音楽以上には愛せないけど、料理。日本料理、インド料理、中近東料理...世界中の料理を作るわ。親子丼もね!(笑)料理をしてると気分をリセットできるの。あとは絵を描くこと。コメディタッチの絵を描いて、インスタにアップしてる。美大に行ってたけど、技術は度外視だから期待しないでね(笑)。



「イラストと料理は、毎日のようによくするわね」
―画家は目指さなかったんだ。

16歳の時、絵描きかミュージシャンかですごく悩んだの。だけどひとりスケッチに没頭なんてティーンにしては孤高すぎよ!学校で孤立したくないから音楽にした(笑)。人気あるし、インタラクティヴだから。ティーンにとって、学校でうまくやれるかどうかは大問題でしょ?
―そうだね(笑)。ダーティー・プロジェクターズに加わった経緯は?

メンバーのアンバー・コフマンを知ってたの。旧バンド時代の2005年、アンバーが地元にプレイしにきたことがあって、入れてって自分から頼んだけどダメだった。ところが翌年、アンバーと(同じくメンバーの)デイヴから声が掛かって、晴れて念願成就。2度目の正直ね。

―辞めたのはどうして。

タイミング。グループでのワールドツアーをこれ以上続けることより、自分の音楽をやらなきゃって思ったから。


ダーティー・プロジェクターズに今も在籍するアンバー・コフマン。

―今もブルックリンに住んでる?近所で好きなスポットは?

今はNY郊外のアップステートに住んでる。映画館ならちょっといい感じのがあるけど、ほかは何にもないの! そもそも私、お金を使うのが嫌いで、買い物が嫌い。ほとんど家で過ごすインドア派だからね(笑)。

―日本に来たのは初めて?

6回目。そのうち2度はダーティー・プロジェクターズ、あとはソロで来てるわ。今回共演の日本のバンドも友達。よく知っているの。日本は大好きだから、日本のみんな、7回目もよろしくね!


6度目の日本は慣れたもので、代々木公園も大好き。

Deradoorian デラドゥーリアン 元ダーティー・プロジェクターズのエンジェル・デラドゥーリアンによるソロプロジェクト。ミニマルなビートに幻想的に絡み合うヴォーカル&コーラスワークが、独自の世界観を演出する。15年には、アメリカのアンチコンレーベルより初の女性アーティストとして、アルバム『ザ・エクスパンディング・フラワー・プラネット』を発表。今回のツアーでは日本人アーティストの、D.A.N.、ROTH BART BARON、Turntable Filmsと共演を果たした。
Deradoorian Official Facebook

Direction&Interview by Tadashi Mochizuki / Text by Masashi Takamura / Translation by Akemi Katsumata / Edit by Hiroshi Kagiyama

RollingStone Japan 編集部

最終更新:6/11(土) 13:00

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