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金正恩の「核・経済並進路線」を支える数千億円超えの“見えない収入”――北朝鮮を成長させた「核」の経済学

サイゾー 6/12(日) 13:00配信 (有料記事)

――2016年の幕開けと共に、隣国・北朝鮮がその存在感を世界にアピールしている。1月6日の水爆実験の実施を皮切りに、毎月ミサイルを発射。国連安保理による新たな経済制裁が始まってなお、同国の経済は低い推移ながら“安定”しているとの報道も続いている。かつてはアジアの”最貧国”ともいわれた北朝鮮が、多大な費用のかかる核・ミサイル開発をいかにして続け、制裁を受けながらも経済成長を実現させたのか。これまでの報道をもとに、北朝鮮の謎多き懐事情をひもときながら、その実態に迫りたい。

 去る5月6日、北朝鮮は国の最高意思決定機関である朝鮮労働党第7回大会を36年ぶりに開催した。その党大会に向けてか、今年に入って同国は、核実験の実施に加え、長距離弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイルを次々と発射。3月2日には、2006年以降国連の制裁下にある北朝鮮が4回目の核実験を行ったことに対し、国連安全保障理事会(国連安保理)が新たな経済制裁を採択するに至った(下記「北朝鮮VS国連安保理決議の歴史」参照)。

 しかし、党大会を前に平壌入りしたメディアが報じたのは、「我々はずっと制裁を受けてきた。今さら締め付けを強化されてもなんでもない」と、安保理決議を一蹴する市民の声と、ここ数年で急激な変化を遂げた経済の成長ぶりだった。

 北朝鮮の政軍関係論を専門とする聖学院大学の宮本悟教授もまた、同国の「経済成長は明らかだ」と話す。本文:11,773文字 この記事の続きをお読みいただくには、サイゾーpremium for Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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最終更新:6/12(日) 13:00

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。