ここから本文です

故障者続出の手倉森Jに朗報! 長友二世と背番号10がリオ五輪へ完全復活 「怖さは全然ない」

Football ZONE web 6/12(日) 20:05配信

FC東京のDF室屋とMF中島がJ3で公式戦復帰

 手倉森ジャパンの“長友二世”とナンバー10が帰ってきた。Jリーグディビジョン3第12節、FC東京U-23対藤枝MYFCの一戦が行われ、U-23日本代表DF室屋成とMF中島翔哉がダブル復帰を果たした。室屋は骨折の影響を感じさせない球際での守備を見せ、中島も積極果敢にシュートを3本放つなど完全復活。ふたりとも「痛み、怖さは全然ない」と語り、8月のリオデジャネイロ五輪本番に向けて完全復活を宣言した。

【全選手写真付き】世界の女子サッカー美女ベストイレブン!なでしこジャパンもランクイン

 室屋は2月中旬のトレーニング中に左足第5中足骨骨折で全治4カ月の重傷。中島は4月下旬の練習中に右ひざ内側側副じん帯損傷で全治1カ月超の負傷となり、先月U-23日本代表が参戦したトゥーロン国際大会への参加はならなかった。しかし地道なリハビリによって、それぞれ待望の実戦復帰を果たした。

 まず後半17分にピッチに送り出された中島はチームが同点に追いつかれた直後ということもあって、投入直後から積極果敢な姿勢でゴールを狙った。自身の突破から得た左サイド約20メートルの直接FKではゴール左隅をとらえ、相手GKがなんとかかき出すなど際どい場面も作った。「痛みは全然ないです。30分くらいの目安だったので、予定通りでした。ただもっとできると思っています」と中島は手ごたえをつかんだ。

 続いて同25分には、室屋が待望のJリーグデビューを飾った。昨年特別指定選手としてFC東京に在籍したが公式戦出場はなく、この日がデビュー戦となった。「試合のピッチに入る前に、サポーターの方から声をかけてもらってすごく声援が聞こえました。プロになったんだなというのは実感しました」と語った。万感の思いでピッチへと入った。

「手倉森監督と一緒に戦いたい」

 明治大在学中にFC東京入団という経歴、そしてサイドバックということでインテルの日本代表DF長友佑都“二世”の評判も立つ22歳は、負傷期間中に肉体強化に着手した。

「プロに比べると弱さがあった」と振り返る男は、この日の復帰戦でリオ五輪最終予選で見せた積極的な攻撃参加こそ数えるほどだったものの、たくましさを増したフィジカルで相手サイドアタッカーとの1対1を抑える場面が見られた。そして中島と同じく室屋も、「怖さは全然なかったです」と負傷の影響がないことを強調した。

 U-23日本代表について問われると、室屋は「最後は監督が決めることなので、僕は何も言うことはできないですが……」と前置きしつつ、「手倉森監督と一緒に戦いたいという気持ちは本当に強くなっている」と本番に向けて強い意欲を示した。手倉森Jの最終ラインには奈良竜樹(川崎)、岩波拓也(神戸)、松原健(新潟)と負傷者が続出している。室屋の復帰は日本にとって大きな朗報となる。

「自分もオリンピックに出たいという気持ちは強くあります。もちろん、そこは(同ポジションの)松原選手も同じだと思います。そのなかでできる限り、コンディションをどれだけ持っていけるか。そして代表に行ってアピールできるかが五輪に行けるかどうかにかかってくると思うので、残り短い時間ですけど、頑張っていきたいと思います」

 試合は1-1のドローに終わったものの、室屋はポジティブな表情で話した。手倉森ジャパンは29日に南アフリカとのテストマッチに臨む。大事な一戦、そして五輪本番に向けて室屋と中島が大きな一歩を踏んだことは間違いない。それは手倉森監督にも朗報となりそうだ。

茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno

最終更新:6/12(日) 20:14

Football ZONE web

Yahoo!ニュースからのお知らせ