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【米国発メッシ日記】異常なほどの人気を物語る、腕の「引っ掻き傷」

SOCCER DIGEST Web 6/12(日) 12:29配信

それでもメッシは米国でのファンの歓迎ぶりを喜び、感謝する。

 6月10日(現地時間)のコパ・アメリカ・センテナリオ、グループステージ2節のパナマ戦は、文字通りメッシの独擅場となった。
 
 後半開始から数分後、リオネル・メッシがウォームアップのために他の控えメンバーと一緒にベンチから立ち上がると、サポーターは声を上げて喜び、61分に交代出場した時には、スタジアム全体がさらに大きな歓声と拍手に包まれた。
 
 チームはこの試合のため、8日の夕刻にサンフランシスコからシカゴに移動したが、ホテルに到着した際、メッシが女性ファンに「捕まる」というハプニングが起きた。
 
 彼がチームメイトと一緒にバスから降りてホテルのロビーに向かおうとしていたところ、ホテル入口前に集まっていたファンの群れのなかから突然、ひとりの女性が飛び出し、メッシの腕を強く引っ張ったのだ。
 
 すぐに2人の警備員が女性を取り押さえたが、メッシの腕に引っ掻き傷ができるほど強く掴んでいたという。
 
 女性は現地在住のメキシコ人で、強引な行為に出た理由として「息子のためにメッシのサインが欲しかった」と話しており、「引っ掻くつもりはなかった、メッシに謝りたい」とかなり反省していたようだった。
 
 9日には、EURO関連のイベントに参加するためパリに滞在中だったあのディエゴ・マラドーナが、ペレとの談話のなかで「メッシにはリーダーに相応しいパーソナリティーがない」と言ったことが世界中で話題になった。
 
 これについてアルゼンチン代表のヘラルド・マルティーノ監督は、会見で「メッシのリーダーシップはゲームのなかで発揮される」と語り、キャプテンがチーム内で揺るがぬ影響力を持っていることを強調した。
 
 そして迎えたパナマ戦。監督の言葉を裏付けるように、メッシはピッチに入るなりパナマの守備を困惑させ、68分、78分、87分と立て続けに得点を決めてハットトリックを達成した。
 
 これで代表での得点数を53ゴールとなり、歴代得点王であるガブリエル・バティストゥータの持つ記録にわずか1ゴールと迫っている。
 
 復帰戦で3ゴール、しかもチームは5-0と完勝して決勝トーナメント進出を決めたことで、メッシは試合後のインタビューにも笑顔で応対した。
 
「幸い、(背中の)痛みはおさまってきていて、この試合では途中から入ってプレーし始めるのがベストだと判断した。タフで強度の高い相手で、ピッチも硬く乾いていてやりにくかったけれど、得点できたのはチームプレーのおかげ」
 
 また、行く先々で大歓迎を受けることについて、「ファンの皆さんには感謝している。初戦の会場(サンタクララ)でも、ここ(シカゴ)でも素晴らしい歓迎を受けた」と、嬉しそうな表情を見せていた。
 
 最後に、今大会こそは優勝できるか? という質問に、「チームはそれを望んでいる。(目標に向けて)徐々に良くなってきているし、良い状態にあると思うよ」と語った。
 
文:チヅル・デ・ガルシア

最終更新:6/12(日) 12:30

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