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アルゼンチン紙がブラジルのコパ終戦を揶揄 21年前の宿敵による“神の手”事件を蒸し返し挑発

Football ZONE web 6/13(月) 20:30配信

ペルーに0-1敗戦のブラジルが、29年ぶりにグループリーグで姿を消す

 コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)で、ブラジルは現地時間12日のペルー戦に0-1で敗れ、29年ぶりとなるグループリーグ敗退の屈辱を味わった。決勝点は相手選手の“神の手”による得点で物議を醸しているが、アルゼンチン紙「オレ」は21年前に行われた同大会の“神の手ゴール”を蒸し返し、宿敵の敗退を痛烈に皮肉っている。

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 試合は後半30分、ペルーの右サイドアタックから、ゴール前にラストパスが送られる。ここに詰めたMFラウール・ルイディアスがゴールに押し込んだが、明らかに手に当たったものだった。それでも審判団による数分間の協議の末、最終的にゴールが認められて、これが試合を決める一撃となった。

 試合後に行われたインタビューで、ルイディアスは「僕は太ももでボールを扱ったよ。なぜ、手で扱ったのかの論争になったのかは分からない」とはぐらかしつつ、「レフェリーが結果的にゴールを認めてくれて幸せだったよ」と、“神の手ゴール”を悪びれずに喜んだ。

 そんなブラジルにとっての“不幸”は、宿敵アルゼンチンにとって“蜜の味”だったようだ。同紙でも今回のプレーについて「ルイディアスのとんでもない行動によって、コパ・アメリカを去る羽目になった。ブラジルでは論争と非難が起きるはずだ」と触れつつも、21年前の同大会で起きた“ある事件”について振り返っている。

95年大会ではブラジル代表も“神の手”を…

 1995年南米選手権の準々決勝ではアルゼンチン対ブラジルの黄金カードが実現し、試合終盤まで2-1でアルゼンチンがリードしていた。しかしFWトゥーリオが左腕を使ったトラップから同点弾を決め、最終的にはPK戦の末にアルゼンチンが敗れる結末となった。そんな許しがたい判定を思い出したのか「ブラジル人も95年のコパ・アメリカで、トゥーリオのゴールで楽しんだ」と過去を蒸し返して挑発した。

 まさかのグループリーグ敗退となったブラジルとは対照的に、アルゼンチンは好調をキープしている。エースFWリオネル・メッシが負傷からの復帰初戦となったパナマ戦で、出場わずか26分間でハットトリックを達成するなど決勝トーナメント進出を確定させた。優勝候補の一角だったウルグアイもグループリーグ敗退が決まるなど、ライバルが大苦戦を強いられている状況に、ちょっとした優越感を味わっているのかもしれない。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:6/13(月) 21:47

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