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ドイツ、EURO初戦快勝も“偽9番”機能せず。欧州制覇狙う世界王者はさらなる修正か

フットボールチャンネル 6/13(月) 11:30配信

 EURO2016初戦においてドイツはウクライナに2-0と快勝、優勝へ向け好スタートを切った。わずかに生じた隙も修正したドイツだったがレーブ監督は満足していない。先のW杯を制した世界王者は欧州制覇に向けて慢心はない。(文:本田千尋)

目標はあくまで優勝。初戦は手堅く“偽9番”ゲッツェを置く

 ラフなTシャツ姿で、くちゃくちゃとガムを噛む。2016年6月12日の欧州選手権グループC、対ウクライナ戦を目前にした代表監督の佇まいは、とても野心家には見えない。しかし一見には無防備な人間ほど、獰猛な何かを、胸の奥に飼っているものだ。

 5月30日、本大会に臨む最終メンバーが発表されると、ポドルスキは「目標は欧州王者」と公言した。もちろん「目標」を抱くのは、ポドルスキだけではない。14年にブラジルW杯を制してなお、ドイツ代表の地平は果てしない。

 1996年イングランド大会以来の「欧州王者」となる。「目標」は、ただそれだけだ。ドイツの野心を満たすべく、代表監督ヨハヒム・レーブは、10人の世界王者を初戦のピッチに送り込んだ。

 開幕直前に負傷離脱したCBリュディガーの代わりには、ムスタフィが入って、ボアテングとコンビを組んだ。右SBにはヘーヴェデスが入る。ブラジルW杯の後で取り組んできた3バックではなく、4バックを形成する。もっともレーブは、4バックか3バックかは、トーナメントで柔軟に選択すると公言していた。

 初戦ということで、手堅く入ろうとしたのだろう。ワントップには偽9番としてゲッツェを置く。優勝したブラジルW杯を彷彿とさせるスタイルで、ウクライナ戦に挑んだ。

 前半は、引いたウクライナを相手にドイツが主導権を握る。ボランチのクロースが攻撃のタクトを振るう。左SBヘクトルに手振りで「上がれ」と指示をして、ビルドアップを担う。縦パスを入れる。前に上がってパスを受けて、逆サイドへボールを回す。エリアの外からミドルシュートを打つ。

 今大会で、レーブは特にクロースの存在を重要視している。

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最終更新:6/13(月) 11:44

フットボールチャンネル

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