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テロから“命を守る方法” アメリカのマニュアル・教育に学ぶ

リスク対策.com 6/14(火) 14:51配信

パリで発生した同時多発テロは、日本企業にも衝撃を与えた。フランス国内に支店やグループ会社を持つ企業は、現地従業員らの安否確認を行う一方、日本から海外への渡航を禁止とした企業も少なくない。「今後、海外への渡航者や駐在者らに対して、どのような安全対策をしていけばいいのか」が危機管理担当者の最大の悩みだろう。パリ同時多発テロ事件発生後、ただちに現地に取材に入った一般社団法人日本防災教育訓練センター代表理事で国際消防&防災ジャーナリストのサニー神谷氏に聞いた。

2015年11月13日金曜日、週末を過ごす客でにぎわうフランスの首都パリ市内外で、午後9時20分から53分の間に自爆テロや銃撃による殺戮が発生し、少なくとも130人が死亡、350人以上が負傷し、同国で戦後最悪のテロとなった。

11月16日、フランスのオランド(FrancoisHollande)大統領は、「今回のテロは、過激派組織IS=イスラミックステートによる不特定多数を殺傷する組織的な行為で、シリアで計画、ベルギーで準備、フランスで実行された」との見解を示した。

テロは、週末の夜の繁華街という都市の脆弱なところを狙い、不特定多数の人々に対して乱射する極めて凄惨なものであった。フランスの主流メディアは、「実行犯の大半が持参の自動小銃の弾を撃ち尽くしたのち、身につけた榴弾ベルトにより自爆死し、その爆弾に内包された金属球や金属の釘やねじが爆発で放射状に勢いよく飛び散り、半径約50mに居る人々を殺傷した」と報じた。

一方、世界中のジャーナリストが集まる教育研究サイト「Academia」では、今回のテロに関わったテロリストたちの行動の未熟さや、ターゲットの脈絡のなさ、イスラム国との関係の浅さなどから、実際はイスラム国や敵対するアルカイダなどのテロ行動に感化された過激な思想青年グループによる集団殺人事件に過ぎないのでは?との意見も多く投稿されている。

確かに、犯行内容を時系列で見ていくと、若きテロリストたちは、ほぼ無計画と言っていいほど思いつきの素人犯行だったのでは?と疑うことができる。理由の1つは、彼らがテロに使用した自動小銃AK47は、不発や誤作動が多く、おそらく闇市で買ったような中古銃で、メンテナンスやオーバーホール、動作確認なども行われていなかったと見られている。

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最終更新:6/14(火) 15:30

リスク対策.com

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。