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金メダル狙うナイジェリア。強力攻撃陣にOAもフル活用、日本の脅威に【五輪対戦国を読む】

フットボールチャンネル 6/14(火) 8:00配信

 8月に開幕するリオ五輪。サッカー日本男子代表と対戦する3ヶ国はどんなチームなのか。各国に精通する記者が分析する。今回は若くして欧州で活躍するタレントを揃え、若年世代では結果を出し続けているナイジェリアだ。(文:河治良幸)

オーバーエイジもフル活用を明言

 アフリカ王者のナイジェリア五輪代表は準A代表と呼んでもおかしくないメンバーで構成される若き「スーパーイーグルス」だ。U-23の資格を持つ若いタレントが欧州中に広がり、今大会で主力を担いうる選手のほとんどはA代表に招集されているため、本大会で招集されるメンバーは未だベールに包まれている。

 ただ、現在考えられる同世代のベストメンバーが集められる可能性が高い。A代表を兼任するシアシア監督は96年のアトランタ五輪から5大会ぶりの金メダルを獲得するため、3人のオーバーエイジ枠を使い切ると宣言。公表はできないが、すでにメンバーを決めていると明かしている。

 タレントのバランスや精神的な影響力も考えれば、ボランチに経験豊富なジョン・オビ・ミケルや92年生まれで、攻守を活性化できるオナジ、DFラインの統率力に優れ、SBもこなせるアンブローズか昨年A代表からの引退を表明したエニュアマに代わる新守護神のイケメあたりが有力候補となる。

 シアシア監督は4-2-3-1を基本システムとして採用するが、1トップと2列目の3枚に関しては有望なタレントがひしめいており、指揮官としても18人の枠の中で攻撃陣を絞り込むことに頭を悩ませているのではないか。

マンCの新星がトップ下。脅威の攻撃力

 5月27日に行われたA代表のマリ戦(1-0で勝利)と6月1日のルクセンブルク戦(1-3で勝利)に向けて26人を選出。そのうちU-23が12人を数え、モーゼス・シモン、アーロン・サムエル(CSKAモスクワ)、アレックス・イウォビ(アーセナル)、アミヌ・ウマル(オスマンリスポル)という4人のFWが含まれた。

 特に注目されるのは今季のプレミアリーグで衝撃的なデビューを飾ったイウォビだが、小柄な俊速ウィンガーのシモン、強靭な肉体を押し出すフィニッシュが得意なサムエル、トルコリーグでブレイクしたウマルと、みな楽しみなタレントたちだ。サムエルを1トップの主力として、左右のウィングをイウォビ、シモン、ウマルあたりで競争する構図になりそうだ。

 4-2-3-1のトップ下を担うのはマンチェスター・シティのトップチームに名を連ねるケレシ・イヘアナチョだろう。2013年U-17W杯でナイジェリアの優勝に大きく貢献し、ゴールデンボール(大会MVP)にも輝いたアタッカーはドリブル、ラストパス、シュートの全てで攻撃に違いを生み出すことができる。

 オーバーエイジのミケルとオナジが中盤を支え、イヘアナチョのトリッキーなパスからイウォビやウマルが絡むフィニッシュは日本のディフェンスにとっても脅威になることは間違いない。

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最終更新:6/14(火) 8:03

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