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EURO初戦完敗のベルギー指揮官がイタリアの戦術を批判 「彼らは本物のサッカーをしない」

Football ZONE web 6/14(火) 20:59配信

大会屈指のタレント軍団も老獪なイタリアの前に完封負け

 優勝候補の一つに挙げられながら、欧州選手権(EURO)の初戦で伝統国イタリアに0-2の敗戦を喫したベルギー代表のマーク・ウィルモッツ監督が、試合後の記者会見で「イタリアは本物のサッカーをせずにカウンターしかしなかった」と、盛大な負け惜しみのコメントを残している。

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 イタリアの他にスウェーデンとアイルランドが入ったこのグループEは、24カ国に出場国が拡大された今大会では一番の“死のグループ”という評判だ。それだけに「グループ全体を見渡しても、この敗戦は大きな失望だ」と、ウィルモッツ監督は語った。

「ゲームは我々の掌の上にあった。イタリアは最初の30分間で全くチャンスがなかったが、最初の攻撃で1点を取った。失点の場面では、センターバック2人の間に小さな連係ミスがあった。そこでイタリアに得点されてしまったんだ」

 前半32分、イタリアのDFレオナルド・ボヌッチによる1本のロングボールが、ベルギーの最終ライン背後に抜け出したMFエマヌエレ・ジャッケリーニにピタリと通り、先制ゴールを許した。その後、攻勢を強めたベルギーだったが、GKジャンルイジ・ブッフォンと3バックの4人がセリエA王者ユベントス所属選手で構成されたイタリアの強固な守備ブロックに苦戦。ゴール前に厳重な鍵をかけたこの壁を、ベルギーは打ち破れなかった。

「特に、経験のあるイタリアを相手に追いかける展開は難しい。ユベントスのブロックを崩すのは簡単ではないんだ。我々に素晴らしい得点チャンスもあったが、そこで決めなければこのレベルの試合で結果を得ることはできない」

「試合には負けたが…」と負け惜しみ連発

 そして、先制したイタリアが守備を重視した試合運びを選択したことに対して、負け惜しみ全開の批判を展開している。

「具体的に、イタリアはカウンターアタックしかしなかった。彼らは本物のサッカーをしないんだ。我々と対面すると、すぐに下がってブロックを作る。これでは状況が難しくなるよ。選手たちには、『我々は試合に負けたが勝負には負けていない』と伝えたんだ」

 ウィルモッツ監督はこう話したが、FWロメロ・ルカクをトップに、2列目にはエデン・アザール(チェルシー)、マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)、ケビン・デブライネ(マンチェスター・シティ)が並ぶタレント揃いの攻撃陣は、個々の突破とワンツーパスに終始。3人、4人と絡んでいく連動性は見られず、お手本のようなゾーンディフェンスと、個々に対人の強さを誇るイタリア守備陣には、お手の物という状況だった。

「まだ、決勝トーナメントに進むためには2試合残されている」

 ウィルモッツ監督はそう語って前を向いたが、この試合では11人が連動するチームを作り上げたイタリア代表のアントニオ・コンテ監督との手腕の差がハッキリとピッチに表れた。ポテンシャルの高い選手たちを率いる指揮官は、ここから巻き返して前評判通りの結果に導けるだろうか。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

最終更新:6/14(火) 20:59

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