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プジョー208GTiを試乗──ホットハッチって知っていますか

GQ JAPAN 6/15(水) 21:40配信

毎日が楽しくなるようなクルマ。それがフランスのプジョーが手がけた208GTiだ。ドイツ車や日本車とはまた違った魅力あふれる1台である。

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プジョー208GTiは、いわゆるホットハッチ。運転の楽しい、スポーティなハッチバック車を、こう呼ぶ。前身ともいえる205GTIは1984年デビュー。日本でも大いに人気を博した。その後継を謳う208GTi。2015年10月にマイナーチェンジ版の日本発売が開始され、着実にファンを増やしているようだ。

全長3975mmの2ドアボディに、最高出力153kW(208ps)、最大トルク300Nmとパワフルな1.6リッター4気筒エンジンを搭載。6段マニュアル変速機を介して前輪を駆動する。このエンジンのフィールが抜群なのだ。最大トルクは3000rpmから、最高出力は6000rpmからと、比較的高回転型のエンジンだが、クラッチをつないでアクセルペダルを少し強めに踏み込んだだけで、弾かれたような加速感である。

ギアはカチカチとゲートに入れられる節度感があり、2速と3速のギャップも少なく、クロスレシオゆえにエンジンの力を余すことなく使える。スポーティなキャラクターが光るのだ。マニュアルのよさを活かして、たとえば2速をホールドして加速していくのは、どんなATもかなわない快感だ。

ステアリングホイールを切ったときの車体の反応は鋭く、少しの手の動きで、クルマがすっとカーブを曲がっていく。その動きは、じつに自然。スポーティとは、実際はストレスなくクルマが操縦できることにほかならない。加速感といい、ブレーキを踏んだときの減速のスピードといい、ドライバーの思い通りに動いてくれるクルマなのだ。

車体はコンパクトだけれど前席シートは大ぶりで、からだをしっかりサポートしてくれる。そして座面のクッションもよく、路面からの凹凸は吸収されて乗員は不快な思いをしない。後席のスペースはそれほど広くないので、大人2人(と子ども2人)で使うのがよさそうだ。長距離でかけても疲労感は少ないだろう。

ドイツ車とも日本車ともイタリア車とも違う、はつらつとしたキャラクター。プジョーは最近、すばらしい1.2リッター3気筒エンジンを開発したけれど(208と308などの一部モデルに搭載)、スポーティなクルマを作らせても伝統的にうまい。それがとてもよくわかる208GTiだ。クルマに少し飽きたかなと思っている人がいたら、オススメはこのクルマ。けっして後悔しない。

文:小川フミオ

最終更新:6/15(水) 21:40

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