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ドナウ川に優雅な姿を映す教会を 翻弄し続けた激動のハンガリー史とは

CREA WEB 6/15(水) 12:01配信

Magnificent View #988マーチャーシュ聖堂(ハンガリー)

 世界遺産でもあるブダペストの王宮の丘に立つマーチャーシュ聖堂。ドナウ川の対岸からも白く美しい姿を眺められるこの教会は、何百年にもわたり、歴史に翻弄され続けてきた。

 建物は、13世紀半ば、ハンガリー国王のベーラ4世によってゴシック様式の教会として建てられた。正式名称は「聖母マリア聖堂」だが、1479年、増築により南の尖塔を建てたマーチャーシュ1世の名で、広く世に知られるようになった。

 マーチャーシュ1世の2度の結婚式や歴代国王の戴冠式が行われるなど、ここは政治の重要な舞台に。だが、オスマントルコの支配下にあった1541年から約140年間は、建物はモスクとして使用された。

 その後、キリスト教連合軍が街を奪還すると、再びゴシック様式の教会に改装。本来の壮麗な姿を取り戻そうという声が高まり、大幅に修復されたのは、19世紀末のこと。作業終了時は、カラフルなダイヤモンド模様の屋根瓦など、独特のデザインが大論争を巻き起こしたものの、現在は街中でひときわ存在感を放ち、多くの人に愛されている。

芹澤和美

最終更新:6/15(水) 12:01

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