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【MLB】イチロー、日米通算4257安打。バリー・ボンズが、ピート・ローズとの『ヒット・サミット』開催を提案

ベースボールチャンネル 6/16(木) 8:40配信

「馬鹿げた議論」(ボンズ氏)

 マーリンズのイチローが現地15日のパドレス戦に1番ライトで先発出場。初回に内野安打を放ち、日米通算4256安打とし、ピート・ローズの持つMLB通算最多安打記録に並ぶと、さらに9回ライト線への二塁打。4257安打とし、新記録を達成した。

 アメリカの全国紙『USA TODAY』スポーツ欄にて、火曜夜にオンライン版に掲載されたベテラン記者、ボブ・ナイチンゲール氏の記事が紹介されている。

Barry Bonds, baseball’s home run king, says it’s silly for the debate to rage whether Ichiro Suzuki should be baseball’s hit king when he passes Pete Rose.「イチローがピート・ローズのヒット数記録を破ったら野球の『ヒットキング』になるか、という議論は、馬鹿げている」とホームラン王バリー・ボンズ氏はこう語っている。

 ナイチンゲール氏によると、マーリンズの打撃コーチ、バリー・ボンズは「メジャーリーグ機構または独立した第三者団体が、ローズとイチローの両者を招待してテーブルを挟んでディスカッションをさせてはどうだろうか。そしてそれぞれのアプローチなどについて話し合い、イチローの日本でのヒット数を通算ヒット数に加算すべきかどうかなどという無意味な質問などは忘れてはどうか」と提案しているという。

 そして「イチローがもし最初からメジャーリーグでプレーしていたら、ピート・ローズの記録を破れたか」という質問に対し、ボンズ氏は「それは興味深い疑問だが、正解は誰にも永遠にわからないことだ」と答えている。

二人を一緒に招待して開催する「ヒット・サミット」

 冒頭に紹介したボンズ氏の案は、日本での安打数をカウントするか否かをテーマにするのではなく、ローズとイチローを招待してヒットに関する公共のフォーラムを開催し、ふたりの『ヒットキング』を全米の野球ファンが楽しめるようなイベントを組むことである。

 ボンズ氏は「ローズとイチロー、この偉大なる野球選手に来てもらおう。ピートはこういう機会を歓迎し、喜んで来てくれると思う。とてもいい考えだし、4256本のヒットがどうのこうの、と話し合う代わりに、この二人を招くというのは素晴らしいことだと思う」と自身のアイデアの狙いを明かしている。

“What it does is bring our world together, not just one side is better than the other. A kid from Japan comes over to the United States, and did something between the two places, and united two countries together. We’ve been playing against each other forever. We finally got two of the same.” そうすることによって、日米どちらがいいとか言うのではなく、我々の世界をひとつにすることができる。日本から若い選手がアメリカ合衆国にやって来て、その2つの国で何かを成し遂げ、そして両国を統合する。そう、今までずっと相手として争ってきた両国だが、やっとふたつをひとつにすることができるじゃないか」

 ボンズ氏は、これが実現すればメジャーリーグ機構にとっても、また野球界全体にとってもいいことだと語る。記者がそれぞれの無意味な主張を繰り返す代わりに、世界をそのままの姿で映し出す、そしてこのスポーツのありのままの姿を示す、という狙いなのである。

 そして最後にボンズ氏は「もしイチローのような選手がまた日本に現れたなら、ぜひできるだけ早いうちにアメリカに、そしてメジャーリーグに来るようにしてほしい。そしたら、こんな議論なんてしなくてすむからね」と笑いながらボンズ氏は話をしめくくった。


松本三郎

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:6/16(木) 8:40

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