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日本人も見習うべきかもしれない、イギリス人の「割り切り方」

ライフハッカー[日本版] 6/16(木) 21:10配信

『イギリス人の、割り切ってシンプルな働き方 “短く働く“のに、“なぜか成果を出せる“人たち』(山嵜一也著、KADOKAWA)の著者は、日本の大学院で建築設計を学んだのち、2001に渡英。以来10数年にわたり、ロンドンの住宅の改修や、橋、音楽堂などさまざまな建築の設計に携わってきたという人物。

そんな経験を積み重ねてきた結果、「成熟国の先輩」であるイギリスには、日本人が学ぶべき(取り入れることのできる)多くの生き方・働き方があると実感したのだそうです。つまり本書には、イギリスで働き、生活していた著者が、そこで暮らす人の様子を紹介しながら、「日本人が学べること」がまとめられているわけです。


“いろいろな経験をしました。さまざまなタイプのイギリス人にも会いました。
そこで見えてきたのは、「成熟国に暮らす人たちの知恵」です。(中略)
イギリス人は一様に、“肩の力を抜いて働いている“ということがあります。言い方を替えれば、「無理な成長は目指していない」のではないかということです。
(「はじめにーー『割り切って』考えるから、ストレスなく働ける」より)”


割り切って、「無理なこと」を無理してやらないからこそ、持続的に、効率よく、淡々と成果を上げることができているということなのかもしれません。事実、イギリスにおける「総労働時間」は日本より低いのに、「労働生産性」は日本より高いというデータもあるのだといいます。

だとしたらそこには、私たちが学ぶべきことがありそうです。でも、そもそも「割り切る」とはどういうことなのでしょうか? 1章「イギリス人のシンプルな『働き方』----割り切る」から、そのことに関するいくつかの要点を引き出してみましょう。

これ“で“いいと考える

もちろん、イギリス人のすべてをひとまとめにすることはできないでしょう。しかしそれでも、著者がイギリスで12年間生活して感じたことをもとに考えてみると、イギリス人の国民性には、ある種の共通点があるのだそうです。そして、その根底にあるのは、「“これでいい“という考え方ができる」ということ。

「これでいい」という言葉には、どこか妥協したような、なにかを諦めたようなニュアンスがあります。が、イギリス人に共通する「これでいい」という考え方には、ネガティブな面は決してないというのです。


“「これ“で“いい」という言葉には、二つの重要な考え方が含まれているように思います。
それは、つまり、
(1)本来の目的に立つことで、不必要なことをやらない判断をする
(2)決まったことをこなす感覚ではなく、常に目的から逆算して最善の手段をとる
(20ページより)”


これがイギリス人の、「割り切ることで、ストレスなく、淡々と仕事をする」という特徴と密接に関わっているということ。そして、それがわかるからこそ、私たち日本人は、あまりに「決めたことを、決めたとおりに実行すること」にこだわりすぎるきらいがあると著者は指摘しています。

とはいえ当然の事ながら、「一度決めたことを守る」というのは、まっとうな考え方です。しかし「完璧さ」を目指したことによって、不要な手段をとらなくてはならなくなるとしたら、それはムダだということ。また、「変更しないこと」でラクをしようと考える人がいることも事実ではあるでしょう。

しかしイギリス人は、「いつでも変更していい」という考え方のほうがストレスが少なく、長い目で見ればいい結果が生まれることを知っているというのです。たしかに「無理が生じているのに変わらない、変われない、余裕のない社会」で生活するとしたら、それは息苦しいかもしれません。ならば割り切って、“柔軟な変更“をすることもひとつの選択肢であるということです。(18ページより)

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最終更新:6/16(木) 21:10

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