ここから本文です

アジア富裕層のあふれる「欲」を刺激する方法

JBpress 6/16(木) 6:10配信

 5月18日から20日にかけてマレーシア・ペナン島で開催された富裕層向け旅行商品の商談会「WTM(World Travel Market) Connect Asia」(以下、WTM)に参加してきました。

タイ・プーケットのリゾートホテルのプール(資料写真)

 WTMは毎年ペナン島で実施されている、いわゆる「インビテーションオンリー」(招待されたものしか入場を許されない)のクローズドな商談会です。今年も、マレーシア旅行や東南アジア旅行に関わる出展社、バイヤーなど総勢300名程度が集まりました。

 当社(ルート・アンド・パートナーズ)グループはシンガポールに拠点を置いてラグジュアリートラベルを企画・開発したり、旅行会社へのアドバイスなどを行っている関係で、このようなアジア富裕層を対象にした商談会にVIPバイヤーとして招待されるようになりました。

 WTMでは、マレーシア政府観光局やペナン観光局のトップが必死に自国を売り込むなど、熱のこもった富裕層旅客争奪戦の様子を垣間見ることができます。

 またWTMは当社グループにとって、東南アジアの富裕層向け旅行産業の重鎮たちとネットワークを築き、情報や人脈をアップデートできるとても貴重な機会です。これまでの3年間で30ホテルを超えるラグジュアリーホテルと取引が開始できたのも、WTMのおかげといって差し支えないでしょう。

■ アジア富裕層は何をしたがっているか

 今回は、WTMに参加して改めて感じたアジア富裕層へのアプローチ方法について、私なりの視点から記してみたいと思います。

 まずは、アジア富裕層の行動を知るヒントとして、彼らから当社グループに対してどのようなリクエストがあるのかを列記してみましょう。

 ・日本のミシュラン星付きレストランへのアテンド
・日本法人設立における取締役等の紹介 
・日本での不動産等のアセット取得の情報提供
・子供の高校/大学留学時の保証人依頼
・ビジネスインターン依頼
・ビジネスマッチング情報提供依頼
・日本人男性・女性の紹介依頼
・日本国内のデスティネーションマネジメント依頼
・コスメ、美容外科等の情報提供依頼・・・など

 アジア富裕層と接していて感じるのは、一言でいうと「ギラギラ」しているということです。日本の富裕層が失ってしまったような強い「欲」で満ち溢れているのです。

■ アジア富裕層の財布を押さえたければ「旅行」を押さえよ

 その上でアジア富裕層へのアプローチの方法を見ていきましょう。

 私は世界各国で行われる展示会や商談会に頻繁に足を運びます。中でも今回のWTMのような旅行の商談会にはできるだけ参加することにしています。その理由は2つあります。

 理由の1つは、当社グループのビジネスにとって旅行産業はきってもきれないものであるからです。富裕層の旅行そのものに消費が付随する傾向が顕著になってきています。私は、アジア富裕層の財布を押さえたい、というニーズがある産業は、すべからく旅行産業の動向を注視しなければならないと考えています。

1/3ページ

最終更新:6/16(木) 6:10

JBpress

記事提供社からのご案内(外部サイト)

JBpress PremiumはJBp
ressが提供する有料会員サービスです。
新たな機能や特典を次々ご提供する“進化
するコンテンツ・サービス”を目指します。