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健康志向の人の間でスマートウオッチの人気が上昇中

JBpress 6/16(木) 6:00配信

 
 米国の市場調査会社NPDグループがこのほどまとめた、健康志向の人を対象に行ったアンケート調査リポートによると、習慣的に運動をしている人の間ではここ最近、スマートウオッチの人気が高まっているという。

■ ランニング愛好者に人気

 これらの人々の間で最も売れているのは、米フィットビット(Fitbit)や米ガーミン(Garmin)などが販売するリストバンド型フィットネストラッカー。その利用者数は増加の一途を辿っており、スマートウオッチ利用者の2倍以上に達している。

 またフィットネストラッカーは、大半のスポーツカテゴリーの中で利用者数が最も多いウエアラブル機器となっている。

 だが、そのスマートウオッチとの差は縮まりつつあるとNPDグループは分析している。

 それが顕著に表れているのは、日常的にランニングをしている消費者層。スマートウオッチの利用者数がフィットネストラッカーの利用者数を初めて上回ったのは、このランニング愛好者のグループだと同社は報告している。

 もっとも、スマートウオッチに比べ安価で、手軽なフィットネストラッカーの人気は根強い。同社によると、多くの消費者は日々の運動データを記録・管理する機器としてフィットネストラッカーを購入したいと考えている。

 同社が5400人の米国成人(18歳以上)を対象にアンケート調査を行ったところ、1週間に数回運動をする人の47%が、近々フィットネストラッカーを購入する計画だと回答している。

■ スマートウオッチはメインストリーム製品に

 一方で、スマートウオッチはこれまで「アーリーアダプター」と呼ばれる、新しいカテゴリーの製品をいち早く購入する人がその主な利用者だったが、今ではメインストリーム(主流)製品の段階に入りつつあるという。

 こうした中、スマートウオッチ利用者の間では、健康・運動に対する関心が高まっていると、同社は報告している。

 例えば、スマートウオッチの利用者に健康・運動について尋ねたところ、17%が「熱中している」と答え、フィットネストラッカー利用者の同様の回答(13%)を上回った。

 このリポートについて報じている米シーネットの記事は、これは、スマートウオッチが多機能であり、様々なスポーツに対応しているからではないかと伝えている。

 シーネットによるとフィットネストラッカーは一般的に、心拍数や歩数、消費カロリーといった基本的なデータの計測に機能を絞っている。

 これに対し多くのスマートウオッチは、ランニングやヨガ、ピラティスなどのエクササイズデータを計測できるより高度な機能を用意しており、健康志向の人に広く受け入れられているという。

■ 今後も健全成長のスマートウオッチとベーシック型機器

 なお先頃、別の市場調査会社IDCが公表したリポートによると、スマートウオッチやフィットネストラッカーなどのウエアラブル機器の今年1~3月期における世界出荷台数は1970万台で、1年前から67.2%増加した。

 そして、この期間のメーカー別出荷台数は、フィットビット(480万台)、中国シャオミ(370万台)、米アップル(150万台)、ガーミン(90万台)の順となった。

 IDCはこの市場を、Apple Watchに代表される「スマートウオッチ」と、フィットビットや、シャオミ、ガーミンなどが手がけるフィットネストラッカーなどの「ベーシック型機器」に分けて分析している。そして1~3月期の出荷台数比率は、それぞれ16.28%と83.32%だった。

 ウエアラブル機器の市場は、スマートウオッチとベーシック型ともに引き続き成長し、今後も健全な状態が続くと、同社は予測している。

小久保 重信

最終更新:6/16(木) 6:00

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