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伝説のトレーダーが明かす「売り」のテクニックとは

会社四季報オンライン 6/16(木) 20:16配信

 米国の大統領選は両党の候補者が決まり、クリントン対トランプという構図になった。トランプ氏がここまで支持を集めるとは誰も予想できなかっただろう。実はトランプ氏の成功は、現在、世界レベルで起きている現象の米国版にすぎない。ポピュリスト政治家の支持率が世界的に上昇しているのだ。

 直近ではフィリピンの大統領選でダバオ市市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏が当選した。彼もポピュリストなスピーチが多く、「犯罪者や汚職官僚には即死刑を言い渡すべき」などと過激な発言を繰り返した。“フィリピンのトランプ”と呼ばれるのも不思議ではない。

 移民・難民問題を抱える欧州でも、第2次世界大戦以降ではポピュリスト政治家が最も勢いのある時期だという。『The Global Rise of Populism』という本を書いたオーストラリアの政治学者ベンジャミン・モフィットによれば、このトレンドは今後さらに強くなるという。

 ポピュリスト政治家の支持率が上昇している理由の一つは世界的な景気減速かもしれない。この流れは「100年に一度の危機」と言われたリーマンショックの後遺症である可能性も否定できないのではないか。

■ 利食いと損切りのテクニック

 今月紹介する1冊は、アレキサンダー・エルダー氏の最新作『利食いと損切りのテクニック (The New Sell & Sell Short)』である。エルダー氏は世界的なベストセラーとなった『投資苑 (Trading For A Living)』(パンローリング、2000年第1版)を著した伝説的なトレーダーである。

 本書の最初のレッスンはトレーダーには専門分野が必要だということである。市場全体をカバーするのは不可能なため、自分がいちばん得意とする分野に特化すべきであり、そのために大きな区分が三つあるという。それらは「テクニカルvsファンダメンタル」、「順張りvs逆張り」、「裁量トレードvsシステムトレード」である。

 トレードの成功は三つのMから成り立つ。心理(Mind)、手法(Method)、資金(Money)である。これらの一つでも欠けていると成功はおぼつかない。最初は運よく大金をつかめたとしても、次のトレードですべて吹き飛ぶおそれがあるというのだ。

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最終更新:6/20(月) 17:36

会社四季報オンライン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。