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「短期売買で噴いたら売り」の姿勢を当面貫きます

会社四季報オンライン 6/16(木) 22:16配信

 日経平均株価は2月12日に1万4865円でいったん、底を打って以降、三角保ち合いが続いていました。4月には「日銀が追加の金融緩和を行うのではないか」といった期待からレンジを上に抜けましたが、現状維持という結果を受けて失望売りが広がって結局、三角保ち合いの状況に戻ってしまいました。

 その保ち合いも煮詰まりつつあった中、出来高が低水準であるにもかかわらず株価が底堅く推移していたため、「あまりいい状態ではない」と見ていました。それでも、一目均衡表上の変化日が近づいていたこともあり、「そろそろどちらかに動く可能性がありそう」ともにらんでいました。

 そして、ついにレンジを下へ抜けてしまいました。米国の5月分の雇用統計発表を受け、外国為替市場でドルを売って円を買う動きが活発化。「ドル安円高、日本株売り」という流れになりました。日経平均は最も大きな三角保ち合いも6月13日に下放れし、これまで何度か指摘してきた4月12日高値1万5963円と13日安値1万6132円の間に生じたマドもとうとう埋めてしまいました。

 ドル・円相場は5月の初めにつけた1ドル=105円台を超えて円高が進むのか進まないのかという状況が続いています。経験則から言えば、時間をかけて底割れする可能性も考えられます。とても重要な局面を迎えました。円の上昇トレンドが継続しているのであれば、102円前後までの円高進行もありえます。

 これまで「短期売買で噴いたら売り、もしくは戻り売り」というスタンスが賢明と指摘してきました。今も、その見方に変わりはありません。特に、『会社四季報』夏号発売のタイミングということもあって、業績がよさそうな銘柄を購入しては売るというパターンの繰り返しです。

 その一つが、上場時からずっと取引しているマイネット <3928> です。ゲーム会社からスマホゲームを買い取って再生する事業を手掛ける会社です。同銘柄を3000円台で購入しては材料が出て噴いたところで売るという取引を繰り返してきました。14日は相場全般の軟調地合いの中で、4000円台から3000円台へ逆戻り。うっかり注文を出しっ放しにした結果、75日移動平均線にほぼ相当する水準の3700円で約定してしまいました。

 「このままだと相場全般がまずそうな展開になる」と思い、同じ日のうちにリバウンドした3800円を超えたところですぐ手仕舞いました。マーケットは今、英国のEU離脱問題に揺れているようです。状況を見極めながら短期での売買を徹底し、しっかりと利益確定したいと考えています。

 (毎週木曜日に掲載)

 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香

最終更新:6/20(月) 18:01

会社四季報オンライン