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ダイバーシティって難しい。私が「女性技術者」を自称しない理由

ライフハッカー[日本版] 6/17(金) 12:10配信

Buffer:私は、「女性技術者」としてのキャリアを通して、ダイバーシティ(多様性)についての言及を避けてきました。

マリッサ・メイヤーがGoogle唯一の女性エンジニア(当時)だったことについて「気付かなかった」と言ったのを模したのです。私はこの発言を妄信しています。気付かないことは、とても便利なのです。

彼女の盲目さは自然のものかもしれません。ですが私は「Slack channel」の唯一の女性であることを気付かないように訓練しました。なぜなら、気付くことが辛かったから。自分が女性だと意識することは、文字通り仕事に悪影響だったのです。

ステレオタイプ脅威

黒人と白人にテストを受けさせる有名な研究があります。テストの内容が知的能力を測るものであると言われない場合、黒人も白人も互角の成績でした。しかし、黒人生徒が知的能力を評価するテストであることを認識すると、成績が大きく悪化したのです。

これは、ステレオタイプ脅威という心理現象です。自分たちを(事実に反するものの)知的能力が劣るステレオタイプを持つグループの一員と認識することで、無意識にその特徴を身につけてしまったのです。

自身が属するグループをネガティブなステレオタイプと認識した場合、自分がそのステレオタイプをさらに裏付けるのではないかと不安になります。その結果が、成績の悪化につながります。

次の図は「認知デザインのためのステレオタイプを理解する」というプレゼンテーションからの引用で、ステレオタイプ脅威について説明しています。

“ステレオタイプ脅威の仕組み

ステレオタイプ脅威の認知プロセスモデル

ステレオタイプに関連する状況

↓(経路1)         ↓(経路2)

ステレオタイプの活性化    自己カテゴリー化



ステレオタイプ脅威



覚醒



能力の制限



成績低下”


女性開発者である私は、技術者であることよりも女性であることを先に認識すると、これと同じことが起こります。

自分を技術的な能力で劣っていると思われているステレオタイプのグループの一員と認識すると、技術的な問題に直面したときに悪い結果になってしまうのです。これは詐欺師症候群や、それよりひどい結果をもたらします。

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最終更新:6/17(金) 12:10

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