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映画のワンシーンに見る、忘れられないウェディング。

VOGUE JAPAN 6/17(金) 23:20配信

誰もが思い描く「理想のウェディング」。そのイメージは知らず知らずのうちに映画から刷り込まれたものかもしれません。カトリーヌ・ドヌーヴやオードリー・ヘプバーンなどの往年の女優たちが花嫁姿を演じる、あの映画のあの名シーン。現代に至るまで私たちをインスパイアし続ける印象的なウェディングシーンを厳選しました。

もっと見る! ウェディングシーンといえばこの映画。

『ロミオ+ジュリエット』(96)若く初々しい2人が、出会った翌日に結婚!

何度も映画化されてきたシェイクスピアの悲恋物語をちょうど20年前に演じたのはレオナルド・ディカプリオとクレア・デインズ。バズ・ラーマン監督の『ロミオ+ジュリエット』(96)はセリフはオリジナルのまま、時代設定を現代に、名家同士の対立をマフィアの抗争劇に置き換えた作品。

争いが激化する中で恋に落ちたロミオとジュリエットは、出会った翌日の午後に教会で挙式する。ロミオの従者、ジュリエットのばあやと運転手の3人が見守られてバージンロードを歩くジュリエットはノースリーブのミディ丈のドレス。ロミオはブルーのスーツに花柄のネクタイ。その後に待ち受ける悲劇を知らない2人の幸せな表情が切ない。熱帯魚が泳ぐ水槽越しの出会いやエレベーター内でのキスなど、恋の高揚を描いた名シーンもたくさん。

今や貫禄のレオも、TVシリーズ『ホームランド』で強いヒロインを演じるクレアも、この頃はこんなに初々しかった!

『暗くなるまでこの恋を』(69)男を翻弄する、カトリーヌ・ドヌーヴの神がかり的美しさに注目。

フランソワ・トリュフォー監督が1969年に発表した恋愛サスペンスで、カトリーヌ・ドヌーヴが演じたヒロイン、ジュリーはインド洋の仏領レユニオン島のタバコ工場経営者のルイと結婚する。ジュリーが島に来るまで2人は会ったことはなく、文通と写真の交換だけで結婚を決めた。

本作でドヌーヴが着ている衣裳はすべてイヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)のデザイン。ウェディングドレスは、サンローラン(SAINT LAURENT)がディオール(DIOR)時代に発表して出世作になったトラペーズ・ライン。シンプルなデザインで花嫁の美しさが引き立つ。ジャン・ポール・ベルモンドが演じる新郎も白のタキシード。カトリック教会での伝統的な結婚式は厳粛なムードに包まれて執り行われる。参列者も抑えた色調の中で新郎新婦はまばゆいばかりの存在感だ。

実はジュリー、港へ迎えに来たルイに事前に送った写真は別人のものだと告白したのだが、相手が絶世の美女ゆえに彼はジュリーの言葉を鵜呑みにして、大喜びで結婚してしまう。だが、その裏には秘密があった。ドヌーヴの神がかった美しさは、男を翻弄し破滅させるファム・ファタールそのもの。サンローランのワードローブの数々が、その美貌をさらに華やかに際立たせている。

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最終更新:6/17(金) 23:20

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