ここから本文です

ビットコイン銘柄人気、その理想と現実

会社四季報オンライン 6/17(金) 19:06配信

   訪日観光客でにぎわう東京・銀座。回転寿司「銀座沼津港」の店内に一歩足を踏み入れると、あるものが目に飛び込んできました。「えっ? 店内にATM!?」よく見ると、見慣れぬコインのマークがあしらわれています。タッチパネル上には大きく「Bitcoin」の文字。支払いカウンター横には「bitcoin ACCEPTED HERE(ビットコイン使えます)」などと書かれたステッカーが貼ってありました。

 ここはインターネット上で流通する仮想通貨の代表的存在である「ビットコイン」が使える店です。支払いの際には店のタブレット端末「iPad」の画面に表示されたビットコインの換算レートを確認。来店客がスマートフォンで画面上のQRコードを読み取れば支払い完了です。

 「銀座という場所柄、外国人客を見込んでビットコイン決済を導入した」と話すのは、店長の長浜賢さんです。利用する人の多くは欧米からの訪日客ですが、「メディアが取り上げてくれたおかげで、国内のビットコインファンの来店も増えた」(長浜さん)。

 紙幣や硬貨が存在せず、ネット上に作った電子財布(ウォレット)を使って売買を行う仮想通貨。株式市場でもビットコイン関連株や、仮想通貨を支える「ブロックチェーン」と呼ばれる新技術がらみの銘柄が注目を集めています。5月には仮想通貨に政府が「お墨付き」を与えたともいえる改正資金決済法が国会で成立。これをきっかけに、関連銘柄が軒並み上昇しました。

 関連株の一つがセレス <3696> 。スマートフォン向けポイントサイトを運営している会社です。同サイトで広告を見たり、買い物をしたりするたびにポイントが貯まり、それを電子マネーなどに交換することが可能です。最近はビットコイン関連事業にも注力し、取引所を展開する企業にも出資しています。「ポイントも当社が提供している“仮想通貨”。従来のビジネスと親和性がある」(社長の都木聡さん)。

1/2ページ

最終更新:6/20(月) 18:16

会社四季報オンライン