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お金持ちは孤立するというアメリカの研究結果

ライフハッカー[日本版] 6/18(土) 20:10配信

当然ながら、お金持ちは飛行機のエコノミークラスには乗りません。良い服を着て、庶民の行かないレストランで食事をするでしょう。表面的なことですが、大きな違いです。しかし、お金持ちと庶民の間には、どうやらもっと根本的な違いがあるようです。最近の研究によると、お金持ちは社会的に孤立していることが多いのです。

これは、アメリカの大きな2つの調査『General Social Survey』と『American Time Use Survey』の大量のデータを分析した結論で、研究者のJosh Rosenblat氏が「Vox」で報告していました。研究の共著者が数字を処理し、アメリカの富裕層は社交の時間が平均で6.4日少ないことがわかりました。

アメリカの富裕層が遅くまで働いていようが、シャンパンを浴びるように飲んでいようが、「そんなことどうでもいい」という声が聞こえてきそうですが、この研究によってアメリカのお金持ちと庶民に関する興味深いことがわかったのです。

隣人との付き合い方はどうなるのか

エモリー大学の研究チームが掘り下げて調査したところ、お金持ちは単に社交的でないことがわかりました。(社交する時間が他の人よりも1日平均10分少ないだけですが)お金持ちは、家族や隣人よりも、友だち(多分同じくらいのお金持ち)と過ごす時間が多いのです。

おそらく、お金持ちは家族や隣人に頼る必要がないことが一因にあるでしょう。専属のベビーシッターがいれば、親に子供の面倒を見てもらう必要もありません。しばらく家を空けるとしても、隣近所に声をかけずに、防犯設備のスイッチを入れるだけです。

しかし他の研究では、お金持ちは、お金持ちコミュニティの他人とも連絡をあまり取らないことがわかりました。Rosenblat氏は次のようにまとめています。

“ 研究は、異なる財産レベルの人の社会行動に関する心理学的な発見についてで、どのように現実社会で行動しているかを示したものです。例えば以前の研究では、お金持ちは低収入の人よりも社会的交流にあまり興味がなく、思いやりもあまりないことが判明していました。このような特性は、社会的な傾向にも表れます ”

つまり、お金持ちは社会的な孤立を望む傾向にあるのだと思われます。お金持ちになればなるほど、お金持ちの仲間とだけ一緒にいる傾向にあります。異なる社会層(富裕層ではない人)と現実世界で交流することが少なくなり、あらゆる面で社会的な参画が減り、社会的に議論することが重要だと思われていることに重きを置かなくなる可能性があります。

保守的な人たちは、隣人と話す機会が減っていることに危機感を持っているかもしてませんが、Rosenblat氏は必ずしも悪いことばかりではないと、もう少しバランス感覚のある反応をしています。「良いことでもないとは思うが、ただ以前とは違うというだけです。この現象は、すぐに止めるべきものというより、アメリカ人は新しい、これまでとは違うやり方で、社会交流をせざるを得ないということだ」と書いています。

The Rich Don't Live Like the Rest of Us, New Study Says |Inc.
Jessica Stillman(訳:的野裕子)
Photo by PIXTA

最終更新:6/18(土) 20:10

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