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チェコの“リトル・モーツァルト”無念の負傷 EURO16強入りが懸かるトルコ戦欠場を明言

Football ZONE web 6/18(土) 20:25配信

クロアチア戦の終盤に負傷のロシツキー 第3戦欠場が濃厚

 チェコ代表の主将MFトーマス・ロシツキーは、現地時間17日の欧州選手権(EURO)クロアチア戦の終盤にハムストリングを負傷。交代枠を使いきっていたため、最後は歩くことができないままピッチに立ち続けていたファンタジスタは、決勝トーナメント進出を懸けた第3戦のトルコ戦を欠場することになった。チェコ地元紙「ムラダ・フロンタ・ドネス」に語ったもの。

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 初戦のスペイン戦に続き、クロアチア戦で2試合連続の先発出場を果たしたロシツキー。0-2で迎えた後半31分に右足アウトサイドのクロスでFWミラン・シュコダの得点をアシストし、35歳になっても錆びつかないその技術を見せつけた。同41分にはクロアチア側のスタンドから発煙筒が投げ込まれて試合が中断するというハプニングで試合に水が差されると、試合再開直後の後半47分にはロシツキーが突如ハムストリングを抑えてピッチに倒れ込んでしまった。

 試合終了間際で交代枠を使い切っていたため、走ることができないロシツキーもピッチに立ち続けたが、残り時間はピッチ上を歩くことしかできなかった。後半49分にFWトーマス・ネチドがPKを決めて2-2と追いついたものの、チェコにとっては大打撃となった。

 ロシツキーは試合後、負傷はチームのために全力を尽くした結果だと語った。

「みんなが全てを出してくれるだろう」

「クロアチア戦は少なくとも勝ち点1が必要なことは分かっていた。だから僕は全力を尽くした。不幸なことに、大きな代償を払うことになった」

 そして、最終戦のトルコ戦は欠場することが確実になった。「重要な一戦では、みんなが全てを出してくれるだろう。僕はそこには出られないだろう」と苦しい胸中を明かした。チェコ代表のパベル・ブルバ監督は、キャプテンの状態について「ドクターの見解を待たなければいけない。土曜日(18日)にはより詳しいことが分かるだろう」と話している。

 圧倒的なテクニックと観る者を魅了するプレーの数々から「リトル・モーツァルト」の愛称を持つロシツキーは、今大会チェコのキャプテンとして大舞台に臨んでいた。今季も負傷に苦しみ、所属のアーセナルではトップチームでの公式戦出場がわずか1試合、19分間のみだった。10年間所属したアーセナルとも契約満了を迎え、今夏にフリーエージェントとなることも決定していた。

 キャリアを通じてケガの多さに悩まされた男は、このEUROでも無念の負傷となった。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/18(土) 20:25

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