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目の前に浮遊物が!?「飛蚊症(ひぶんしょう)」を知っていますか?

OurAge 6/19(日) 9:20配信

40代半ばともなると、年齢とともに、今まで感じなかった体の不調が出てくる。目に関しても同様で、眼疾患の中には年齢を重ねることで発症するものも少なくない。ここでは、特に多くの人が気になる症状「飛蚊症」についてリサーチした。

「近くのものにピントを合わせづらくなる老眼(老視)や、視神経に障害が起き視野が狭くなる緑内障、目の水晶体が白く濁る白内障などは、いずれも加齢の影響を受けやすい眼疾患です」
そう説明してくれるのは、日本眼科学会認定専門医の大倉萬佐子医師だ。
「なかでもよくみられる症状のひとつに『飛蚊症』があります。これは明るいところや青空、白い壁などを見つめた際、目の前に糸くずや虫状の浮遊物が飛んでいるように見える状態です。視線を動かしても一緒に移動するように感じられ、まばたきをしたり目をこすったりしても消えません」

この浮遊物の正体は、眼球の中にある「硝子体」の濁り。眼球の中の硝子体と呼ばれるゼリー状の部分に濁りが生じると、明るいところを見た際に、その濁りの影が網膜に映り、眼球の動きに伴って揺れ動く。それがまるで糸くずや虫などの浮遊物が飛んでいるように見え、飛蚊症として自覚されるのだ。

濁りの原因には、生理的な理由によるものと病的なものがある。生理的なものとは生まれつき、または老化によるものを指す。
「人が年をとると、この硝子体はしだいに収縮して網膜からはがれる『硝子体はく離』を起こします。このような変化は特に急激な飛蚊症をもたらすのですが、若くても強度の近視の人の場合、この硝子体はく離が早い時期に起こりやすくなります。どちらも治療の必要はありません」
気にはなるが、治療の必要はないということだ。

一方、病的な原因として挙げられるものには、網膜裂孔や網膜はく離、硝子体出血などがある。
「見える浮遊物の数が急に増えた、形が変わった、視力が落ちたなどの症状がある場合は、何らかの目の病気が疑われます。早急に眼科医の診察を受けてください」

目の前にゴミのようなものが見え、眼球を動かすと位置や形が変わって気になるという人は、病的な原因がひそんでいる可能性もある。まず眼科を受診してみよう。

最終更新:6/19(日) 9:20

OurAge

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