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ステージ優勝目前でまさかの首位陥落。大島僚太がこぼした「勝負弱いのかな…」のひと言

SOCCER DIGEST Web 6/19(日) 7:00配信

「誰がいないとかは言い訳にならない。僕らはもう勝つしか道は残されていない」

[J1・1stステージ16節]福岡2-2川崎 6月18日/レベスタ
 
 開幕からチームを牽引してきた主将の中村憲剛が腰痛で欠場。遠征出発前、中村から「頑張ってくれよ」と声を掛けられた大島僚太は、福岡の勢いに呑まれ、開始15分で2点を失う嫌な流れにも焦りはなかったという。「得点に絡むこと」を意識して徐々にギアを上げていく。

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 23分、大久保嘉人→小林悠とつなぎ、ペナルティエリア内でGKと1対1を迎えるが、相手のファインセーブに阻まれてゴールならず。その後も大塚翔平の動きを上手く使いながらクサビを撃ち込んでいくと、42分には最終ラインからリターンパスを受けてすかさずルックアップ。「(ゴール前に)スペースがあって、悠さんが走っているのが見えた」瞬間に鋭い縦パスを送り、反撃の狼煙をあげるゴールを演出した。
 
 後半も福岡にリードを許したまま時間が経過していくなか、72分に大塚が放ったミドルシュートのこぼれ球に「こぼれるんじゃないかなと思った」といち早く反応。ペナルティエリア内でDFキム・ヒョヌンのファウルを誘い、同点となるPKを獲得した。
 
 2点に絡む活躍を見せた大島だが、チームは最下位相手に2-2のドロー。ステージ優勝どころか首位から転落してしまい、ミックスゾーンでは渋い表情が続いた。
 
「翔平くんがどこにでも顔を出してくれていたので、相手の視線をどちらかに寄せた時に、後ろから入っていこうと心掛けていました。僕が最初のチャンスで決めていればという想いがあるし、そこは自分の反省。(引き分けは)もったいなかったなと思います」
 
 中村の欠場について問われると、ひと言「影響は多少あったと思いますけど、誰がいないとかは言い訳にはならない」。「勝負弱いのかなという部分はあります」と本音がこぼれたが、すぐに悔しさを押し殺して、第1ステージ最終戦(対大宮)へとフォーカスする。
 
「(第1ステージ優勝は)鹿島次第ですけど、ある意味、自分たちの戦いに集中できる。今までもそうやって来たし、僕らにはもう勝つしか道は残されていないので全力を尽くしたいです」
 
 現時点で次節に中村が出場できるかは不透明。大島の活躍が“奇跡の逆転優勝”の鍵を握ることになるだろう。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:10/9(日) 3:47

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