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後半に覚醒したベルギー、3発を叩き込みアイルランドを撃破!

SOCCER DIGEST Web 6/19(日) 0:10配信

前半は選手間の意思のズレ、迷い、ミスなどが目立ったが…。

 6月18日、EURO2016のグループステージで、ベルギーは3ー0でアイルランドを下した。
 
 前節、イタリアの術中に嵌り、良いところなく敗れたことで、雲行きが怪しくなってきた優勝候補のベルギーが、この一戦で持ち直すことができるかが注目されていた。
 
 試合は序盤から、そのベルギーがボールを保持する展開。イタリア戦に比べれば、相手陣内の深くまで容易に迫り、そこからいかに守備ラインを崩すかが見どころとなったが、アイルランドはここから粘りを見せて、突破を許さない。
 
 前半最大の決定機は12分。デ・ブルイネの右からのクロスに対するDFのクリアが中途半端になったところを、アザールがダイレクトで詰めるが、枠を大きく外してしまう。
 
 ベルギーは、やや選手の判断が遅い他、良いかたちでボールを奪っても、互いの意図がずれていたりして、せっかく好機を自ら潰してしまうことが多い。
 
 アザールのドリブルはあまり効果的でなく、デ・ブルイネはプレーにやや迷いがある。初スタメンのカラスコは違いを見せるが、周囲がこれに合わせられず、前線のルカクは相手の密着マークに封じられた。
 
 また、良いところでミスを犯したり、相手の寄せを予測しておらずに背後から簡単にボールを奪われて危ない場面を迎えたりと、ベルギーはボールを支配しながらも、ゴールは近いようで遠く……。なんともストレスのたまる時間を過ごした前半45分だった。
 
 ところが、後半開始直後から3分、アイルランドの攻撃の後にカウンターを仕掛け、ルカクが右サイドのデ・ブルイネへ。ここでDFを振り切ったデ・ブルイネが中央に折り返すと、並走していたルカクが受け、ゴール左隅に先制ゴールを叩き込んだ。
 
 ようやく、今大会での初得点を記録したベルギーは、勢いを得てその後も相手ゴールに迫るが、間もなくしてアイルランドは反撃に転じ、主に右サイドからパスを繋いでベルギーDF陣の攻略を試みる。
 
 59分には、右からのクロスから、ブレイディがフリーでシュートチャンスを得るも、浮き球に対してボレーではなくトラップを選択したことで、相手DFの寄せを許してしまった。
 
 アイルランドの多重攻撃をしのいだベルギーは61分、ピッチを広く使ってボールを繋ぎ、ムニエが右サイドからダイレクトで中央にボールを送ると、これを走り込んだヴィツェルが頭でぴったり合わせ、リードを2点目に広げた。
 
 攻めに行ったところで逆襲を食らい、2点を失ったアイルランドだが、諦めずにベルギー陣内に侵入する。しかし三たび、彼らは痛い目に遭ってしまう。
 
 70分、ムニエのボールカットから、ベルギーはアザールが右サイドを独走し、アイルランドゴールに向かいながら、中央へグラウンダーのパス。これをフリーで受けたルカクが冷静に流し込んで、自身の2点目を決めた。
 
 ほぼ安全圏に入ったベルギーは、余裕を持ってボールを回しながら、さらなる得点チャンスを窺う。一方、アイルランドは状況打破を狙い、レジェンドであるロビー・キーンを79分に投入してきた。
 
 しかし、試合を終わらせにかかったベルギーの守備をアイルランドは最後まで崩せず、試合は終了を迎えた。
 
 ベルギーにとっては、ひとまず安堵の初勝利となったが、まだ完調ではなく、しかも最終節には難敵スウェーデンとの対決が待っている。敗れたアイルランドも含め、グループEの2位以下の争いはし烈を極める。

【フォーメーション図】ベルギー 3-0 アイルランド

最終更新:6/19(日) 2:44

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