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闘病中の新潟DF早川へ94年組の同胞たちがエール。武蔵「ピッチで戦って勇気と希望を」。中島「また一緒にプレーしたい」

SOCCER DIGEST Web 6/19(日) 10:00配信

「あいつ精神的に強いから、弱い部分を見せないんですけど、そういうところを見てすごく泣けてきた」(鈴木武蔵)。

 新潟の早川史哉が急性白血病により戦線離脱を余儀なくされた一報は、所属チームだけでなく、国内サッカー界全体に衝撃を与えた。
 
 新潟の下部組織育ちの早川は今季、筑波大から加入したばかりの新鋭DF。身長170センチと上背はないが、クレバーな判断と確かな技術を武器に、開幕から3試合に先発出場するなど、その能力への期待は大きく将来を嘱望されている。
 
 そんなルーキーが病魔と闘わざるを得なくなった事態を受け、チームは「早川史哉選手支援基金」を設置。さらに、6月18日に対戦したFC東京も、試合前に支援基金の募金活動を行なう(募金総額は、1,321,521円と発表)など、すでに支援の輪が広がっている。
 
 早川の復帰を後押ししたい――。そんな気持ちを強く抱くのは、同じピッチで戦ってきた選手たちなら、なおさらだろう。
 
 早川と同じ1994年生まれで、11年のU-17ワールドカップで日本代表の一員としてともに戦ったFC東京の中島翔哉は、「(早川の病状ついて)最初聞いたときは、すごくショックでした。(学年は)ひとつ上なんですけど、ほんとに良い人」と人柄に触れつつ、「また一緒にプレーしたい。自分にできることがあればなんでもやりたい」とメッセージを送った。
 
 また、同学年で新潟のチームメイトであり、やはり、11年のU-17ワールドカップでも戦友だった鈴木武蔵も、こう熱いエールを送る。
 
「サッカーに一生懸命になっている人が、こういう病気になるっていうのは残念ですし、ほんとうにつらい。でも、本当につらいのは史哉自身だと思う。あいつに少し会ったんですけど、結構あいつ精神的に強いから、弱い部分を見せないんですけど、そういうところを見てすごく泣けてきたし、すげえなって思った」
 
「俺らがピッチで戦って勝利する姿を見せて、少しでも勇気を与えられたらいいなと思うし、あいつに勇気や希望を届けたい。そこはプロとして、親友としてやるのは当たり前だし、全員でそこはやっていきたい」
 
 18日に味の素スタジアムで行なわれたFC東京対新潟の一戦で、中島は後半途中から2月27日の大宮との開幕戦以来、約4か月ぶりにJ1の試合に出場。同じく鈴木も、途中出場からピッチに立った。
 
 試合は引き分けに終わったが、ともに最後まで勝利を諦めず奮闘した姿は、すでに病院で寛解に向けた治療を開始している早川を勇気づけるものとなって届いたに違いない。
 
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:6/19(日) 10:00

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