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ストレスを軽減する「マインドフルネス」、多くが実践する理由と効果とは

Forbes JAPAN 6/20(月) 18:00配信

私たちの非常に多くが、どうすることもできないほどの慢性的なストレスに直面している。例えば米国の弁護士の間では、アルコール依存症や薬物乱用に陥る人の割合が憂慮すべき水準に達しているという。また、不安神経症になる人が相当に多いことも分かっている。



ストレス対処法や不安の解消方法としての「マインドフルネス(瞑想)」、そして従来の瞑想は、集中力や生産性を向上させてくれる。だが、これらを実践するきっかけは、人によってさまざまだ。始めた理由として主に挙げられるのが、次の5つだ。

1. ストレスまたは不安のコントロール

ストレスや不安をコントロールするために瞑想を始める人が最も多い。特に強いストレスの下で働くことが特徴だといえる職業に就く人たちの間では、最も多い理由となっている。

2. 集中力や生産性の向上

パソコン、タブレット、電話、電子辞書をはじめとする多種多様な電子機器は、私たちの生産性を引き上げてくれる。だが、これらは同時に、私たちを常に妨害するものでもある。常に注意を散漫にさせるこれらは、私たちの神経をすり減らし、集中するという基本的な能力を弱めてさえいる。

自分自身の効率を低下させることなく、現代社会に付き物のこうした妨害要因の間でしっかりと舵を取ながら前進していくため、解毒剤として瞑想を行う人も多い。

3. 不要な習慣を断ち切る

喫煙や過食、その他の良くない習慣をなくしたい人たちにとって、瞑想は大きな支えになる。

4. 困難な状況を乗り切る

悲劇的な出来事は、私たちの誰にも、いつでも起こり得る。そして、私たちはその時期を選ぶことができない。こうした悲しい出来事や困難な時期に対応するために、瞑想を始める人たちもいる。

理由は何であれ効果が期待できる

5. (存在の)意味と自己認識の追求

私たちは皆、自分がなぜここにいるのか、人生とは何かを知りたいと思っている。また、なかには現実世界と自分を隔てる神経症や自己欺瞞というもやを取り払って、現実をより明確に認識したいと考える人もいるだろう。

理由は何であれ効果に期待

瞑想を始めるきっかけは、実践する人によって異なる。継続するなかで、時間の経過と共に行う理由が変わることもよくある。だが、どんな場合にも効果的であることが確認されている。

瞑想を続けるうちに、たとえどれほど自分の中に深く根差したものであっても、私たちの考えは繰り返しそう考え続ける習慣によって染み付いたものであることが分かってくる。

そうすると私たちは、それらの考えを以前より軽く受け止め、さまざまな事に対してより開かれた態度を取るようになる。そして自分自身についても、それまでほどには深刻にとらえなくなる。最終的には、自分が人生における被害者であり、疎外されたもろい存在であるとの考え方は間違っていたと気付く。

瞑想に関する文章には古来、実践の目的は「解放」だと書かれている。なぜそのように説明するかといえば、瞑想はつまり、私たちのほとんどが常に自己の意識の中に抱えている「重苦しさを手放す」ためのものだからだ。

私たちは誰もが一つの全体であり、基本的には自由だ。その上で他者、さらには世界と深くつながりあっている。それを理解することが真の幸福感の源であることを、私たちは知っているのだ。

Jeena Cho

最終更新:6/20(月) 18:00

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