ここから本文です

パティ・スミス、ニコのトリビュート・アルバム『キラー・ロード』9月に発売が決定

ローリングストーン日本版 6/20(月) 19:00配信

娘のジェシー・パリス・スミスをフィーチャーした曲が、近日発売予定のサウンドウォーク・コレクティヴの同タイトルのアルバムに収録される。

【視聴あり】パティ・スミス、ニコのトリビュート・アルバム『キラー・ロード』9月に発売が決定

パティ・スミスが、娘のジェシー・パリス・スミスとステファン・クラスニャンスキ、シモーネ・メルリ、カムラン・サデギの3人からなるサウンドウォーク・コレクティヴというトリオが奏でるアンビエントな曲をバックに、今は亡きシンガー、ニコへのユニークでミステリアスなトリビュートを捧げたのは、2年前のこと。ニコ所有のハーモニウムの音と、かつてザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとコラボした彼女が1988年に病院で亡くなる数時間前、イビサ島で自転車に乗っていて倒れた時に聞いたであろう音をフィーチャーした。そして、ニコの詩を抜粋したスミスの陰鬱なオマージュ『キラー・ロード』が、サウンドウォーク・コレクティヴのアルバム『キラー・ロード』として、2016年9月2日に正式にリリースされる。

4分30秒の曲は、冷ややかな、そよぐ風のような雰囲気に変わる、虫の声のような音で始まる。「キラー・ロードがあなたを待っている」「まるで、夜の闇を指し示す指のように・・・悪いのは誰?」とスミスが言う。そして、新しいサウンド・エフェクトとフィールド・レコーディングが彼女のバックで次第に高まり、彼女はささやく。「私は、あなたと死ぬために来たの」

スミス母娘とサウンドウォーク・コレクティヴは、2014年にフランス語学校のアリアンス・フランセーズで開催された"クロッシング・ザ・ライン"フェスティバルで、この作品を初披露した。アルバム『キラー・ロード』には9曲が収録されており、全曲でニコの詩が使用されている。

新アルバム『キラー・ロード』の試聴はこちらから

ニコは以前、スミスに初めて会った時の印象について回想している。デイヴ・トンプソン著『ダンシング・ベアフット:ザ・パティ・スミス・ストーリー』によると、「パティに初めて会ったのは、アンディのところだった」と彼女は語っている。「ネズミみたいに痩せててね。でも、ルー(・リード)と同じニュージャージーの出身だったから、問題なかったわ。無口な人で、立ってみんなを見てるだけだった。名前すら知らなかったかもしれない」(注:リードは、ブルックリン生まれのロングアイランド育ち)

彼女は後に、スミスを「書く方から歌う方にシフトした彼女は、女版レナード・コーエンね。それに、痩せてて強いところが好き」と称賛している。

スミスは後に、ニコの人生において重要な役回りを務めることになる。ニコによると、彼女がなくしたハーモニウムを、パリの"どこかの店"でスミスが買い戻したのだ。「とってもうれしくて、きまりが悪かった」とニコは述懐している。「お金を返すって言ったんだけど、彼女、このオルガンはプレゼントだと言って譲らなくって・・・泣けちゃったわ」――ニコは、遺作となった1985年のアルバム『カメラ・オブスキュラ』で、再びそのハーモニウムを演奏している。

Translation by Naoko Nozawa

Kory Grow

最終更新:6/20(月) 19:00

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2017年WINTER

株式会社パワートゥザピープル

2017年WINTER
12月10日(土)発売

880円(税込)

特集:The Rolling Stones
約11年ぶりの新作インタヴュー
ONE OK ROCK
SUGIZO/TAKURO
浅井健一/西島隆弘 AAA

Yahoo!ニュースからのお知らせ