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映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』でクドカンが描く地獄シーンを支えたVFX表現

CGWORLD.jp 6/21(火) 18:04配信

自由な発想が活きた映像制作

今回は、宮藤官九郎監督作品の映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』のVFXショットのメイキングを紹介する。本作は修学旅行の最中に不慮の事故で亡くなった高校生大助(神木隆之介)が、地獄からの生還を目指して赤鬼キラーK(長瀬智也)の鬼特訓を受けながら奮闘するという、ハイテンション・コメディだ。このハイテンションな地獄の世界観を表現するにあたり、地獄のシーンはスタジオセットで撮影され、その映像にエフェクトを中心としたVFXを加えるという独特の画づくりが実現された。本作のVFXは、道木伸隆VFXスーパーバイザーを中心に8社のプロダクションが参加している。今回は代表して道木氏、日本映像クリエイティブ、wise、タイトルデザイナーの大槻彩乃氏に話を伺った。

本作のVFX制作の話が道木氏にオファーされたのは2014年12月。宮藤監督の前作『中学生円山』(2013)での参加が縁で今回のオファーとなったという。ほかのプロダクションの座組が決まったのが翌年の1~2月。ここから本格的な制作が始まった。ほぼ全編絵コンテが描かれており、その内容を基に撮影前に入念な打ち合わせやプランニングが行われている。宮藤監督や演出部とCG部でのやりとりがけっこう多く、日本映像クリエイティブの豊 直康氏も初期段階からブレインとして参加したひとり。「自分が描いた絵コンテはただの指針だから皆さんのアイデアを借りたいと宮藤監督が言ってくれていたので、他の部署を含め楽しみながら制作しました。宮藤監督に台本も絵コンテも描いてもらっていたので、宮藤監督からの要望を基にVFXで何ができるかを自分たちで考えて、宮藤監督に提案しながら落としどころを決めていった感じです」と道木氏は話す。

セットの一部を3DCG化する

地獄が舞台のシーンでは、スタジオ内に建てられたセットでの撮影が行われたが、えんま山が隆起するシーンのように、セットの一部を動かしたり壊れたりするような演出では、実際に制作されたセットを3DCG化して差し替えられている。えんま山を3DCG化するために、まず70枚程度の写真をあらゆる角度から撮影し、その写真データから3Dモデルを作成している。メッシュデータに加えてテクスチャも作成することができるので、セットと非常に近い状態の3DCGアセットが作成可能だ。

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最終更新:6/22(水) 11:31

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