ここから本文です

目の前の浮遊物が急に増えたら「飛蚊症」を疑ってみよう

OurAge 6/21(火) 9:10配信

体のあちこちに不調を感じがちな40代以降の世代。目の疾患も例外ではなく、年齢を重ねることで発症するものも少なくない。なかでもよくみられるという「飛蚊症」の具体的な症状と、その予防と対策について、日本眼科学会認定専門医の大倉萬佐子さんに話をうかがった。

「目の前に黒い点や糸くず、ごま、虫、煙のようなものが視野の中で飛んで見える症状を『飛蚊症』といいます。視線を動かしても一緒に移動するように感じられ、まばたきをしたり目をこすったりしても消えません。普段は気にならなくても、明るい場所や白い壁、空を見上げたときなどにはっきり現れるといわれています」

「飛蚊症」の見え方はさまざまだ。たとえば、黒い点がつながって「カエルの卵状」に見えたり、蚊のような小さな虫に見えたり。あるいは、ごまが散らばっているようだったり、タバコの煙、または雲のように見えることも。細い糸くずが舞っているように見える場合もある。

眼球の中には、卵の白身に似たゼリー状のもの=硝子体が詰まっている。その99%以上は水で、わずかに線維を含んでいる。その硝子体の濁りが飛蚊症の原因なのだそう。
「若いときは透明で濁りもありませんが、加齢に伴い線維の塊が眼球内をふわふわと漂っている状態に。これが飛蚊症の原因になります。角膜と水晶体を通して入った光は網膜に達します。明るいところを見た際、硝子体の濁りが網膜に映り、浮遊物が飛んでいるように見えるのです」

このような症状の多くは生理的なもので、治療の必要はないという。しかし、まれに網膜裂孔(網膜に穴があく)や網膜はく離(網膜が下の層からはがれて硝子体のほうへ浮き出す)、ぶどう膜炎(ぶどう膜に炎症が起こる)の可能性もある。また網膜がはがれて起きた出血が硝子体に広がるケースもあり、こちらは病的で治療が必要だ。
「目の前を飛ぶ浮遊物の数が急に増えた、視力が落ちた、物が欠けて見えるなどの症状がある場合はすぐに病院で診察を受けてください」と大倉医師。

■なってしまったら?
飛蚊症が悪化したときは眼底検査を受け、網膜の状態を調べてもらおう。
■治療法は?
生理的飛蚊症なら治療する必要はない。そして飛蚊症そのものは、自然に消えるのを待つしかない。また、網膜裂孔や網膜はく離が認められた場合は、治療が必要。
■対処法は?
浮遊物が消失することはないので、眼底検査の結果、問題なしと診断された場合は、あまり気にせず過ごすのが一番とのことだ。

最終更新:6/21(火) 9:10

OurAge

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。