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EURO追放などの処分は回避… UEFAがサポーター暴徒化のクロアチアに罰金1200万円

Football ZONE web 6/21(火) 13:50配信

チェコ戦で発煙筒や爆竹をピッチに投げ込み試合を妨害

 欧州選手権(EURO)グループリーグ第2戦のチェコ戦で、サポーターが発煙筒や爆竹を大量に投げ込んだことで処分が検討されていたクロアチア代表だが、欧州サッカー連盟(UEFA)が同国に10万ユーロ(約1200万円)の罰金を科したことを発表。大会からの追放といった厳罰処分は免れることになった。

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 事件が起こったのは、17日のチェコ戦後半41分だった。1-2と1点を追うチェコが、最後の切り札として長身FWトマーシュ・ネチドを投入しようとしている時だった。チェコ代表GKペトル・チェフが守るゴールを背に左サイドのコーナー付近に陣取ったクロアチアサポーターから大量の発煙筒が投げ込まれた。芝生の上で赤く燃える発煙筒を処理するために、係員がピッチに入る必要性が生まれ、試合は中断された。

 クロアチアの選手たちがサポーターの前に向かい、落ち着くようにとジェスチャーや言葉でなだめようとしたが、クロアチアサポーターの蛮行はさらに続いた。発煙筒を処理している最中に新たな発煙筒を投げ込めば、係員に向かって爆竹も投げ込んだ。目の前での爆発に驚いて倒れ込む係員の姿が、国際映像でも大きく映し出された。

 この出来事にクロアチアの選手たちは大きく心を痛め、MFイバン・ペリシッチは「もしかしたら、僕らはプレーすることを諦めた方が良いのかもしれない。こんなことでは、試合を続けていくことなどできないだろう」と語り、MFイバン・ラキティッチも「僕は(次戦の)スペイン戦のことを話す気になんてなれないよ。そもそも、僕らがその試合をプレーできるかなんて分からないし、大会から追放されるかもしれないからね」と、厳重処分が下ることを恐れるコメントを残していた。

スペイン戦は16強進出を懸けた大一番

 クロアチアは今回のEURO予選でも、サポーターによる人種差別チャントや発煙筒の投げ込みによって無観客試合のペナルティーを科されていた。さらに、同じく差別的行為によって2018年ロシア・ワールドカップ予選でも、9月のトルコ戦と11月のアイスランド戦が無観客試合になることが決まっている。地元メディアでは、クロアチアサッカー連盟の体質に不満を持つサポーターグループが、処分を受けることを狙って問題行為を起こしているともされている。

 ピッチ外の騒ぎにより欧州最高峰の戦いから除外される危険もあったクロアチアだが、戦いを継続できることが決まった。21日のスペイン戦は決勝トーナメント進出が懸かる大一番になるが、サッカー以外での不穏な話題が提供されないことを願うばかりだ。

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

最終更新:6/21(火) 13:50

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