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美しきスペイン流の復活! 全エリア80%超のパス成功率と4倍のボール奪取数でゲームを支配

Football ZONE web 6/21(火) 21:53配信

EURO初陣となったチェコ戦のデータを分析

 これまで欧州選手権(EURO)に10度の出場経験を持つスペインは、2008年、2012年と大会2連覇中。EUROの歴史上、連覇を果たしたチームはスペインのみで、過去12試合を9勝3分とEUROにおける連続無敗記録も持っている。EUROで最後に負けたのは、2004年大会グループリーグのポルトガル戦(0-1)まで遡らなければならない。

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 そのスペインは、6月13日にチェコとの初戦を迎え1-0で勝利した。チェコとの過去4戦は3勝1分で、その間に許したゴールは2011年3月の対戦での1失点のみと、スペインにとっては相性の良いチームだった。

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)でのグループリーグ敗退という惨敗を受けて、今大会におけるスペインがどのようなサッカーを披露したのか見てみたい。

 この日のスペインは4-3-3、チェコは4-2-3-1のフォーメーションだった。

【スペイン代表】
GK
13 ダビド・デ・ヘア
DF
18 ジョルディ・アルバ
15 セルヒオ・ラモス
3 ジェラール・ピケ
16 ファンフラン
MF
6 アンドレス・イニエスタ
5 セルヒオ・ブスケッツ
10 セスク・ファブレガス
FW
22 ノリート
7 アルバロ・モラタ
21 ダビド・シルバ

【チェコ代表】
GK
1 ペトル・チェフ
DF
2 パベル・カデジャーベク
6 トマシュ・シボク
5 ロマン・フブーニク
8 ダビド・リンベルスキー
MF
22 ウラジミール・ダリダ
13 ヤロスラフ・プラシル
4 テオドール・ゲブレ・セラシエ
10 トーマス・ロシツキー
19 ラディスラフ・クレイチ
FW
7 トーマス・ネチド

フィニッシュの局面で見せたチェコの粘り

 まずは、フィニッシュに関するデータから見ていこう。この試合でスペインはシュート18本と、チェコの3倍も打ちながら得点はわずか1得点のみだった。

 PA内シュート数が11本と、総シュート数の60%強を占めるというのは、圧倒的なボールポゼッションが単に相手に回させられているのではなく、フィニッシュに繋げるためのボール保持であることを示している。しかし枠内シュートが5本、ブロックされたシュート5本、結果として1試合を通したシュート精度が38.5%に抑えられたというデータからは、チェコの「最後はやらせない」という強い守備意識を感じる。

 2014年のブラジルW杯では、2008年EURO、2010年南アフリカW杯、2012年EUROとメジャートーナメント3連覇を果たしたスペインの圧倒的なパスサッカーに勝つべく、カウンタースタイルを強化したチームの躍進が目立った。スペインのリーガ・エスパニョーラにおいても、バルセロナのポゼッションスタイルに対抗すべく、レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードなどは、相手にボールを保持させながら、奪ってから速く攻めるスタイルで対抗していた。

 そうした流れのなかでスペイン代表は、今大会に向けてそのスタイルをどのように変化させたのか。次はパスのデータを見てみたい。

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最終更新:6/21(火) 23:29

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